愛媛県の未来を切り拓く「ひめぎん新規事業創出プログラム2024」
2024年に向けた「ひめぎん新規事業創出プログラム」の最終報告会が、愛媛銀行研修所で開催されました。このプログラムは、愛媛銀行とKPMGジャパンが共催し、地域の中核企業や全国のスタートアップが協力して新規事業を創出することを目的としています。運営はUNIDGEが担当し、企業に対する総合的なサポートが行われています。本プログラムは、地域経済の活性化を目指す重要な取り組みであるため、関心が集まります。
最終報告会の開催概要
最終報告会は令和6年12月11日(水)の15時30分から17時30分まで、愛媛銀行研修所の7階で行われました。参加企業4社が各自の成果を報告し、新規事業に関する今後の計画についても展望が語られました。
参加企業と新規事業テーマ
参加した4社は分野ごとに異なる新規事業テーマに取り組んでおり、その成果は多様性に富んでいます。以下に、各社の事業とテーマを紹介します。
- - 株式会社エヌ・ピー・シー(東京都台東区)は、太陽電池製造装置やFA装置の開発を行い、愛媛県においては植物工場でのレタス生産も手掛けています。取り組むテーマは、エビの閉鎖循環式陸上養殖事業及び廃棄レタスを活用した健康食品の開発です。
- - 株式会社二神組(愛媛県松山市)は、土木・建築工事から不動産事業を展開しており、空き家情報の収集やマーケティングシステムの開発に挑戦しています。
- - 理研巧業株式会社(愛媛県松山市)は、建築業とともに農業や飲食、福祉、フィットネスに関与し、人と人をつなぐ「農作業マッチングサービス」の開発を目指しています。
- - ワールドパック株式会社(愛媛県今治市)は、パッケージや包装資材の企画・販売を行い、ギフトの包括的な解決策や、災害時における安否確認サービスの提供をテーマに掲げています。
これからの展望
報告会では各企業が実証実験の成果を元に、今後の事業化に向けた意気込みや計画を共有しました。エヌ・ピー・シーが進める環境に優しい養殖事業や、ワールドパックのフェーズフリー安否確認サービスなど、地域社会に大きな影響を与える可能性を秘めたプロジェクトです。
UNIDGEの役割
UNIDGEは、企業同士の協業を促進し、様々なサポートを提供しています。事業伴走支援やパートナー探索、さらには各種コンテンツ制作を通じて、新規事業やサービスの開発を後押ししています。技術とアイデアの融合を促進することで、愛媛県内の企業が新たな展開を実現できるよう努めています。
おわりに
「ひめぎん新規事業創出プログラム2024」は、地域経済を活性化させるための重要なプログラムとして、今後の展開に大いに期待が寄せられています。地域中核企業とスタートアップが共に手を取り合い、未来のビジネスモデルを創造する様子は、愛媛県のさらなる発展を予感させるものでした。
関連情報や詳しいプログラム内容については公式ページをご覧ください。