インテルの新しい教育プログラム「Skills for Innovation」が日本に到着
インテル株式会社の東京本社(千代田区)は、2025年1月より教員向け研修プログラム「インテル® Skills for Innovation」(以下、インテル® SFI)を日本で正式に提供すると発表しました。このプログラムは、世界60以上の国々で展開され、デジタル人材育成を目的としています。また、課題解決型学習やSTEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)の促進に寄与する内容となっています。
技術の進化と教育の必要性
技術が日々進化し、未来の職業や求められるスキルは常に変化しています。そのため、インテルは、先端テクノロジーを活用して課題を解決できる人材の育成が急務であると述べています。日本政府は「デジタル田園都市国家構想」を掲げ、2026年度末までにデジタル推進人材を230万人育成する目標を設定しました。これには、すでに始まっている「GIGAスクール構想」などの取り組みも含まれています。
教員研修プログラムの概要
インテル® SFIは、テクノロジーを単なる道具とせず、児童生徒の創造力や批判的思考力を引き出すための支援を目指しています。この研修プログラムは、以下の4つの段階から構成されています:
1. 知る(Know)
2. やってみる(Practice)
3. 応用する(Apply)
4. 共有する(Share)
これにより、教員は課題解決型学習(PBL)やSTEAM教育を通じて、児童生徒の知識やスキルを育てるための授業デザインや指導法、評価手法を習得します。
日本の教育現場への対応
インテルは、2023年から教育カリキュラムや教材の企画・開発を行うキャリアリンク株式会社と協力し、日本の教育環境に合わせたプログラムを最適化しています。すでに国立大学法人兵庫教育大学や千葉市教育センターなどで試験的な導入が進んでおり、教員のスキル向上に貢献しています。具体的には、GIGA端末の更新を伴う小中学校の教員や、高校DX加速化推進事業の補助対象となった学校の教員がプログラムのメリットを享受できるようになっています。
今後の展開とイベントについて
インテル® SFI 教員研修プログラムは、ダイワボウ情報システムなどの協力企業と共に順次提供される予定です。また、2024年9月3・4日に行われるイベント「Intel Connection 2024」では、「企業が求めるAI活用人材とこれからの教育」というテーマの分科会が予定されています。このイベントで、ダイワボウ情報システムがインテル® SFIを利用した教員研修プログラムの詳細を紹介します。
参加希望者は、事前の登録が必要です。ご興味のある方は、是非ご参加ください。詳細情報については、協力会社であるダイワボウ情報システムまでお問い合わせください。
📞
連絡先
ダイワボウ情報システム株式会社
販売推進本部
戦略ビジネス推進部 教育ICT推進グループ
前田
TEL:03-5746-6513
E-Mail:
[email protected]
インテルは日本の教育現場においても、デジタル人材育成に貢献する取り組みを進めていきます。今後のプログラム提供やイベント情報にご注目ください。