次世代が描く料理の物語
2025-09-11 13:26:59

逆境に挑む若手料理人の未来を切り開く「NEXT TABLE」開催レポート

食と夢が交差する「NEXT TABLE」の舞台裏



2024年、飲食業界は未曾有の逆境を迎えています。帝国データバンクの調査によれば、倒産件数は894件に達し、物価高や人材不足、そして消費者の行動変化などが影響しています。そのような状況の中、未来を見据える若手料理人が立ち上がりました。彼らが自らの想いを料理に込めるダイニングプレゼンテーションイベント「NEXT TABLE~若き料理人たちの挑戦~」が、東京・虎ノ門のレストラン「Cassolo」で開催されました。

イベントの概要



このイベントは、麻布十番のフレンチレストラン「エルブランシュ」オーナーシェフ、小川智寛氏が主宰する料理人コミュニティ「nocs」と、プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開する株式会社Chef’s valueが共同企画しました。主催者たちは、逆境に立ち向かう若手料理人たちの才能を広く知ってもらい、その挑戦の姿を応援することを目的としています。

イベントは2025年8月31日(日)に開催され、約30名のグルメ愛好家や飲食関係者が集まり、熱気と期待感に包まれた会場には満席の参加者がいました。

各料理人のプレゼンテーション



登壇したシェフたちは、個性的な料理を作り上げ、自身の思いや背景を語りました。

桐山淑雅氏(「Grolla」オーナーシェフ)


北イタリアでの経験を基にした「バットゥータ・エ・ポレンタ」を披露。文化の距離を縮め、地域の歴史をも伝える料理として、馬肉のタルタルと伝統的なポレンタの融合を見事に表現しました。彼の料理は、文化や風土の理解を深める貴重な体験を伺わせます。

戸上莉奈氏(和菜食料理人)


素材の奥深さを感じ取った戸上氏は、「夏の余香」という料理で、季節の移ろいを表現しました。彼女はプラントベースの料理の魅力を伝え、有機的で健康的な食文化を体現する料理人としての夢を語りました。

齋藤勇佑氏(料理人・フードアナリスト)


元バンドマンという異色の経歴を持つ齋藤氏は、「夏鹿と野菜のグリエジュ・ノワール」を通じて、身近な食材の新たな価値を提案しました。彼は市場で評価されにくい素材に光を当て、その希少性を伝えています。

合田裕香氏(パティシエ)


彼女は「草花桃香」というスイーツを通じて、身体と心をケアするウェルネスなスイーツの重要性を訴えました。甘さを抑えつつ、心温まる思想を持ったスイーツ作りに情熱を注いでいます。

参加者の熱い反応



イベント後の交流会では、参加者たちが料理人たちと直接触れ合い、料理に対する思いや技術について語り合う貴重な場となりました。多くの参加者からは、「次回はバリスタとして参加したい」「料理人の感性に触れられて感動した」といった声が寄せられました。彼らの想いが交わることで、新たな料理の未来が開かれることを期待しています。

未来を切り開く若き料理人たちへのサポート



「NEXT TABLE」は、ただのイベントではなく、若手料理人たちが未来への可能性を広げる舞台です。彼らが持つ創造的なエネルギーは、今後の飲食業界にとって明るい兆しとなることでしょう。主催者たちの支援を受けて、彼らの挑戦は今後も続きます。

終わりに



いかに逆境を乗り越え、夢を追う料理人たちが存在しているのかを実感した「NEXT TABLE」。このような次世代の料理人たちが、未来の食文化を創り上げていく姿に期待が高まります。これからも料理人たちが自らの想いを込めた一皿を届けられるよう、私たちも応援していきたいものです。


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会社情報

会社名
株式会社クリーク・アンド・リバー社
住所
東京都港区新橋四丁目1番1号 新虎通りCORE
電話番号
03-4550-0008

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