NetBase Japan、新機能「AI Summary」を発表
NetBase Japanは、2016年に設立され、ソーシャルリスニングツール『Quid Monitor』や情報解析プラットフォーム『Quid Discover』を提供してきました。このたび、生成AIを活用した新機能「AI Summary」のβ版を発表しました。
新機能の開発背景
NetBase Quid社は、2023年10月に大きなリブランディングを行い、各製品の魅力を高めるための取り組みを進めています。「AI Summary」はその一環として開発され、ソーシャルメディアやブログ、ニュースなどから継続的に収集したデータを解析するプラットフォーム『Quid』シリーズに組み込まれています。これまで、分析に必要な情報を手動で確認してまとめるには膨大な時間と労力がかかっていましたが、「AI Summary」の導入により、分析者やマーケティング担当者はデータの洞察を迅速に得ることができるようになります。
「AI Summary」の機能と利点
「AI Summary」は、 Quidのソーシャルデータセットとマーケットデータセットに基づいた Large Language Model(LLM)を使い、トピックに関連する分析結果の洞察を自動的に生成します。この機能により、ユーザーはワンクリックで分析結果を迅速に把握することが可能です。特に、リアルタイムで更新されるデータに基づいてトレーニングされるため、常に最新の情報が反映された信頼性の高い成果を得ることができます。
「AI Summary」を活用することで、分析者はデータを解析する時間を大幅に削減し、商品企画や戦略的な意思決定に充てる時間を増やすことができます。これにより、顧客のニーズに応じた競争力のある製品開発が可能になります。
Quid製品への適用
「AI Summary」は以下の2つの製品に適用されます。
1. Quid Monitor
Quid Monitorは、膨大なソーシャルメディアデータをリアルタイムで分析するプラットフォームです。毎日何百万もの投稿を分析し、消費者の感情や行動、傾向を把握できます。主な機能にはセンチメント分析や投稿者の特定、ワードクラウドの生成などがあります。
2. Quid Discover
Quid Discoverは、AIを用いたテキスト情報解析のプラットフォームです。多様なチャネルから数百万件のテキストデータを集約し、自然言語処理によって文脈を解析し視覚化します。顧客の潜在的な要求を把握し、戦略的な意志決定に役立てることができます。
今後の展望
NetBase Japanは、正式版の「AI Summary」ローンチに向けて、引き続き製品の国内展開に注力していきます。顧客がデータドリブン経営を実現できるよう、生成AIを活用したソリューションを提供し続ける方針です。これにより、ソーシャルメディア分析を通じて顧客のビジネスを成功に導くお手伝いをします。
会社概要
- - 社名: NetBase Japan株式会社
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内1丁目6−5 丸の内北口ビルディング 9F
- - 代表者: 岡本裕之
- - 事業内容: Quidライセンス販売、ソーシャルメディア分析コンサルティング
- - サービスサイト
これからのビジネス環境において、データを基にした意思決定はますます重要になります。「AI Summary」がその力強いサポートを提供することに期待が寄せられているのは間違いありません。