カシオ計算機、CDPから最高評価の獲得
カシオ計算機が国際環境団体CDPから、2024年度のサプライヤーエンゲージメント評価(SEA)で「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選ばれました。この評価は、企業がサプライチェーンにおける気候変動問題にどう対処しているかを重視するもので、カシオの環境への真摯な取り組みが高く評価された結果です。
CDPとは
CDP(Climate Disclosure Project)は、企業や自治体に対し、環境影響に関する情報を開示させることを目的とした国際的な非営利団体です。世界中の企業が、自らの環境への影響を把握し、改善策を検討するための情報を提供しています。CDPによる評価は、企業のレピュテーションを高めるための重要な指標の一つとなっています。
カシオの環境基本方針
カシオ計算機は、環境保護を企業の重要な課題として位置づけ、特に脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化しています。具体的には、温室効果ガスの排出量を削減するため、2030年までにスコープ3の排出量を2018年度を基準に30%削減する目標を掲げています。
取り組みの具体例
この目標達成に向けて、カシオは以下のような方法で取り組んでいます:
- - 資材調達方針の徹底:取引先企業に対して環境基準を設定し、これを遵守するよう促しています。
- - CSRアンケートの実施:サプライヤーからのフィードバックを取り入れ、彼らの取り組みを評価しています。
- - 定期的なミーティングと訪問監査:実際に取引先を訪れて、現状を把握し改善点を話し合います。
これにより、サプライチェーン全体での環境負荷を軽減することを目指しています。
最高評価の受賞
CDPの2024年度の調査において、カシオ計算機はA評価を獲得しました。この評価は、企業の取り組みの成果を示すもので、特に「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選定されることで、カシオの環境に対する姿勢が評価されたことは、業界全体にも良い影響を与えるでしょう。
未来への取り組み
カシオは「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」という企業理念のもと、新しい価値を創出し、持続可能な社会の実現に向けて引き続き努力します。今後も社会課題の解決に貢献し、環境への配慮をもった企業活動を推進していくことを明言しています。
詳細は、
カシオの気候変動への対応についてをご覧ください。