日本の淡水魚図鑑の決定版、第4版登場
淡水魚を愛する全ての人に向けて、2025年7月18日に『山溪ハンディ図鑑 日本の淡水魚 第4版』が刊行されました。ジャパンの淡水生態系を深く理解するための手引きとして、初版からの進化が大いに期待されます。
図鑑の歴史と進化
本書は、2015年に初版がリリースされ、その後2019年に増補改訂版が出るなど、淡水魚愛好者たちに愛用され続けています。今回の第4版では、従来の美しい写真と詳細な説明を保持しつつ、新たな情報が加えられています。これにより、約330種以上の淡水魚について最新の知識を得ることが可能となりました。
新たに追加された種の数々
第4版の特徴として、なんと24種の新規掲載があります。新たに記載されたミナミスナヤツメやシーサーハゼのような新種や、テッポウウオやニューギニアウナギといった国外外来種の定着が確認されたものも含まれています。さらに、アカエイやサッパ、カスミアジなどの汽水魚まで新たに追加されており、これにより淡水魚の多様性が一層豊かになりました。
必見の巻頭部分とコラム
書籍の巻頭部分も大きく刷新されています。「日本の淡水魚ことはじめ」として、日本の淡水魚を理解するために必要な情報や背景が体系的にまとめられています。さらに、新たに設けられたコラムは5つあり、淡水魚への理解をより深めることができます。これらのコラムは、淡水魚に関心がある読者にとって、興味深い読み物となることでしょう。
監修と著者陣の紹介
本書の監修を務めるのは、魚類学と保全生物学の専門家である細谷和海氏です。彼は、近畿大学名誉教授として活躍し、環境省の委員としても知られています。また、写真担当の内山りゅう氏は淡水生物とその生息環境の撮影に力を入れており、その仕事は多くの読者から高評価を得ています。解説を務める藤田朝彦氏や他の著者たちも、魚類学の専門家としての知識を生かし、読者へ鮮やかで正確な情報を届けます。
発売および価格
『山溪ハンディ図鑑 日本の淡水魚 第4版』は、定価4,620円(本体4,200円+税10%)で2025年7月18日に発売されます。A5変形判・584ページのボリュームで、読みごたえも抜群です。これから淡水魚の魅力を知りたい人や、すでに魚類研究に興味を持つ人々にとって、必携の一冊となるでしょう。
お問い合わせ
図鑑に関する詳細情報や、購入に関しては、
山と溪谷社の公式ウェブサイトを訪れていただくか、直接お問い合わせいただくことをお勧めします。日本の淡水魚の世界をこの一冊で探求し、楽しみましょう!