CBD法改正から半年、消費者意識の変化を探る
2024年12月12日、改正大麻取締法が施行され、CBD製品の合法性が明確化されました。新たな基準値の導入によって、消費者が安心してCBD製品を手に取ることができる環境が整い、周知が進む一方で、世間の意識には二極化が見られます。
株式会社アッツが行った消費者意識調査によれば、全国の20〜50代の男女1,004人を対象に、CBD製品に対する認知度や利用意欲についての調査が実施されました。これは法改正施行から約半年を経過したタイミングを捉えたもので、消費者がどのように変化を感じているかが明らかにされました。
調査の基本状況と結果
調査の結果、CBD製品を使用したことがあるという回答は約50.8%を占め、現在利用中は25.9%、過去に利用していたが現在は利用していないという人も24.9%にのぼりました。興味深いのは、利用意欲があると答えた人々の中でも「使ってみたい」という気持ちに明確な変化が出てきたことです。約4割の人々が利用意欲の向上を実感している一方、半数以上は特に変わりはないと回答しており、受容層と慎重層が分かれた様子が伺えます。
CBD製品へのイメージと不安
この調査において、CBD製品のイメージを尋ねたところ、圧倒的に多かったのが「リラックス効果」で54.9%という結果を見せています。合法性や価格に対する不安も挙げられましたが、肯定的な反応の裏には「怪しい」「情報が少ない」といった否定的な意見もあることが示され、CBDに対する消費者の心の内は複雑です。
法改正以降、CBD製品のTHC残留基準に関する情報を知っていると答えた人は63.6%に達しましたが、課題として約4割が改正の情報を知らないという事実も浮き彫りになりました。
安心感と利用意欲の相関関係
法改正後に対する安心感については、「非常に高まった」と「やや高まった」と回答した割合は合わせて47.6%。一方で、半数近くが「変化がない」としたり、「不安が増した」との反応もありました。これは情報の浸透度と消費者の信頼感がまだ磨かれる必要があることを示しています。
購入時の不安については、最も多く挙げられたのは「副作用の懸念」で36.4%、次いで「価格が高い」と「違法性」の不安がそれぞれ33.1%、31.8%ということも考慮すべき点です。これに対し、企業には成分表示の明確化や製品の透明性が求められています。
CBDスキンケア『CANNA』の進化
特に『CANNA』シリーズのスキンケア製品は、CBDの特性を活かしつつ、他の保湿成分とともにバランスよく配合されています。今後、より多くの消費者がこの安心感を持って製品を手に取ることが期待されています。また、前述の調査結果は、CBD市場全体の成長に影響を与えるポイントとなるでしょう。
CBDがもたらす新しい価値や安心感を意識しながら、今後の市場の動きも注視していきたいものです。