親子で楽しむ言葉遊び!待望の新作が登場
親子で一緒に楽しめる絵本シリーズ、その名も『かけています』が2025年5月29日、株式会社世界文化社から発売されます。この作品は、著者の市原淳氏が手掛けた第2弾で、初めての絵本『とっています』に続くものです。前作も話題となった同音異義語をテーマにした作品ですが、今作は「かける」という言葉を通じて、より広いストーリーが展開されています。
言葉の面白さを存分に楽しむ
この絵本の特徴は、日常で使う「かける」という言葉が様々な意味として使われ、各場面で全く異なるシチュエーションを展開するところです。たとえば、コックさんが鍋に火を「かけています」、タイマーを「かけています」、音楽を「かけています」、そして最後にはどこかへ「出かけています」。同じ言葉なのに全く異なるニュアンスを持っていることが、読者に新たな笑いを提供します。
著者・市原淳氏の魅力
市原淳氏は、人気絵本『もいもい』の著者としても知られています。『かけています』では、前作の力士から一転、几帳面なコックさんが主役として登場。カラフルでユーモラスなイラストが特徴的で、子どもたちの想像力をかき立てる内容になっています。絵本を声に出して読むことで、耳でも楽しめる工夫がされているのは、彼の作品ならではの魅力です。読者は、ただ読むだけでなく、身の回りにある同音異義語を見つけて遊ぶ楽しみも体験できます。
発売記念のイベントも予定
『かけています』の発売を記念して、ミニパネル展と原画展が開催されます。千葉県にある幕張 蔦屋書店では、2025年6月20日頃からミニパネル展が行われます。さらに東京のブックハウスカフェでは、2025年9月17日から30日まで原画展が予定されています。これらのイベントは、絵本の世界にどっぷり浸れる貴重な機会です。
著者の進展と受賞歴
市原氏は愛知県出身、横浜市在住で、大阪芸術大学のデザイン学科を卒業後、絵本だけでなく広告や商品デザインにも携わっています。2009年には自身のキャラクターがカナダでアニメ化され、世界中で放送されるなどその実力は折り紙付き。2023年にはアメリカのバンド・SPARKSとのコラボグッズも話題となりました。
いよいよ登場!『かけています』
この『かけています』は、ただの絵本ではなく、親子で楽しめる言葉の宝庫です。遊び心満載の内容は、笑いを交えながら日本語の奥深さを教えてくれるものとなっています。税別1,485円で、B5変型、24ページのボリュームも子どもたちが楽しむにはちょうど良いです。2025年5月29日発売予定ですので、親子での読み聞かせや学びの時間にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、前作の『とっています』も大好評を博していますので、未読の方は合わせてチェックしてみてください。絵本を通じて、言葉の面白さと楽しさをぜひ体感してみてください。期待が高まる『かけています』、親子での新たな思い出作りの一助となることでしょう。