フィットネスカルテ「kaloko」の正式リリース
東京都品川区に本社を構える株式会社カロコは、フィットネス業界の課題に真っ向から挑戦するクラウド型フィットネスカルテサービス「kaloko」を正式にリリースしました。この新サービスは、フィットネスジムの会員の定着と業務効率化を促進することを目的としています。
この導入後、既に約30社のフィットネスジムが「kaloko」を取り入れ、退会率が70%減少したり、休眠復活率が5%から20%に向上したりするなど、注目すべき成果が次々と報告されています。さらに、トレーナーの月間業務時間も平均35時間削減されており、業界の効率化への貢献が期待されています。
kalokoの特長
「kaloko」は単なる記録カルテではなく、データを通じて会員の行動を変えていく仕組みをしています。多くの人がフィットネスを続かせるのが難しいと感じる理由の一つは「努力が見えにくい」こと。kalokoは体組成データやトレーニング履歴をリアルタイムでグラフ化し、歩数や睡眠など他のライフログとも連携しています。このように、ジムに通うだけではなく、日常生活全体をサポートすることが特徴です。
ジムでのコミュニケーションが変わる
特に注目すべきは、会員とトレーナーが同じ画面を共有しながらコミュニケーションをとることができる点です。トレーナーは会員の進捗状況をリアルタイムに把握でき、「前回より5kgアップしましたね」という具体的な会話が生まれることで、会員が自身の成長を実感しやすくなります。この仕組みが、ジム通いを「苦しい努力」から「続けたくなる習慣」へと変えているのです。
導入実績とその成果
「kaloko」が導入された全国のフィットネスジムでは、実際に以下のような成果が報告されています。
- - 新規入会率が体験からの入会において40%から80%に改善
- - 休眠会員の復帰率が5%から20%に上昇
- - 退会率は6か月以内で約70%減少
- - 定着率は6か月以上で90%以上を維持
さらに、退会の理由の多くが「効果を実感できないこと」に起因していることがデータにより明らかになりました。これにより、kalokoは無駄な退会を防ぎ、会員の定着率を飛躍的に向上させるインフラとしての役割を果たしています。トレーナーの業務においても、連絡対応やカルテ記録にかかる時間の大幅な短縮が実現されており、業務改善に寄与しています。
VB NEXTでの導入事例
「kaloko」は、LAVAグループの一員である株式会社VB NEXTが運営する「BREST PILATES & BODYMAKE」の全店舗に導入されました。VB NEXTは複数店舗の運営において、情報共有の徹底が課題でしたが、「kaloko」を導入することで、トレーナー間の情報共有が可能となったことで、より一貫したサービスを提供できるようになりました。
株式会社VB NEXTの代表、土谷 泰平氏は「kalokoを導入することで、会員の目的や履歴がすぐに共有され、トレーナーの質を高めることができる」と話します。
さらに、トレーナーはそれぞれのスキルや経験を持ちながらも、デジタル基盤のサポートを受けることで、より質の高いサービスを顧客に提供できるようになります。これは「また行きたくなる場所」の実現に貢献する重要なステップと言えるでしょう。
まとめ
「kaloko」は、フィットネス業界におけるデジタル変革の象徴として、効率的かつ人間中心のサービス供給を実現する画期的なツールです。データを駆使したアプローチが、会員のモチベーションを高め、より健康的なライフスタイルを促進することでしょう。これからもフィットネスカルテ「kaloko」がどのように業界を変革していくのか目が離せません。