ホットリンクのDeFi進出
2025-11-28 12:37:26

ホットリンクグループ、DeFi運用に6億円の投資を完了し新たな局面へ

ホットリンクグループがDeFi運用へ移行



株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区)は、グループ企業である合同会社Nonagon Capitalが約400万米ドル(約6億円)を投資し、デファイ(DeFi)運用を本格化させたと発表しました。この動きは、10月8日に予告された最初の投資に続くもので、ついに本格的な運用フェーズへと突入しました。

1. DeFi運用の狙いとステーブルコインの活用



DeFi運用を採用する中で、ホットリンクは特にステーブルコイン「USDe」に着目。暗号資産を企業として運用する際、価格の変動がリスク要因となることは広く知られています。特に、暗号資産市場は株価とも連動しやすく、企業にとっては慎重な財務戦略が求められる状況です。

そうした中で、企業の資産として暗号資産を保有するためには、DAT(Digital Asset Treasury)戦略を導入する企業が増加しています。これにより、企業が安定した資産運用を行えるようにする試みが進んでいます。ただし、DAT戦略を実行するためには、一定量の暗号資産を保有する必要があり、資金調達が難航するケースも多く見られます。

ホットリンクは、数年にわたり企業が無理なくDeFi運用を行う手法を探求。その結果、価値が安定するように設計されたステーブルコインの活用が、企業財務の安定性を確保しながらDeFi領域に参入する最適解だという結論に達しました。

現在、運用先としてEthenaを選定したホットリンクは、今後も他の運用先を探る方針です。海外ではMorphoやGuntletなど、リスクを抑えられながらも高い利回りを期待できるDeFiプロジェクトが注目を集めており、ホットリンクもこれらのプロジェクトへの流動性提供を検討しています。

2. 市場環境の変化と企業の課題



ステーブルコインに関する環境が変わりつつある今、特にトランプ政権下における規制整備が進んでいます。この変化に伴い、手数料(ガス代)が低下し、取引の処理時間が短縮されるなど、企業がステーブルコインを活用しやすくなる環境が整っています。大手金融機関やスタートアップによるステーブルコイン発行の動きも加速しており、今後ますます活用される場面が増えると見込まれています。

しかし、企業としてDeFi運用を行う事業者は未だ限られており、ホットリンクが得る知見は貴重なものであると捉えています。こうした知見は、投資事業やコミュニティ事業など、他のビジネス領域に活用され、Web3技術の社会実装に貢献していく意向です。

3. Nonagon Capitalについて



合同会社Nonagon Capitalは、サンフランシスコ・ベイエリアに本拠地を置くベンチャーファンドであり、ブロックチェーン関連プロジェクトに投資を行っています。彼らは、世界中のプレイヤーとのネットワークを通じて、北米とアジア市場、特に日本市場をつなぐ役割を果たし、様々なプロジェクトへのシード・ステージでの投資を行っています。そのミッションは、「世界的にWeb3を普及させるプロジェクトを生み出す」ことです。

4. 株式会社ホットリンクについて



ホットリンクは、データ分析を中心にSNSマーケティング支援を行う企業であり、Web3の領域でもデータ活用力を発揮しています。企業や報道、災害対策でのデータ分析を通じて、より良い社会の実現を目指しています。今後、ホットリンクグループがどのようにDeFi運用を発展させ、新しい経済圏を切り開いていくのか、期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社ホットリンク
住所
東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階
電話番号
03-6261-6930

トピックス(経済)

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