「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は、2024年6月27日より、同サービスのウェブ版「駅すぱあと for web」にて、バス検索機能を強化しました。今回のアップデートにより、駅までのバス1本で行けるルートを地図上で確認できるようになりました。
従来の「駅すぱあと for web」では、駅間の経路検索は鉄道が中心でしたが、今回の連携により、バスの利用も視野に入れた経路探索が可能になりました。駅を指定すると、バス1本で行けるルートが地図上に表示され、各ルートのダイヤ情報も確認できます。バス停は数が多く、事前に名称や所在を調べるのが難しい場合がありますが、地図上にルートが表示されることで、視覚的に位置関係を確認し、利用したい路線を選択しやすくなりました。
この機能は、鉄道の遅延時や、隣接する駅間の移動がバスの方が便利な場合などに役立ちます。例えば、目的地までの鉄道が大幅に遅延した場合、バスで近隣の駅まで迂回することを検討できます。また、隣接する駅間の移動をバスで行う方が時間的に効率的だったり、運賃が安価だったりする場合にも、バスルートを確認できます。
ヴァル研究所は、今後も「駅すぱあと」のデータや機能をアップデートし、より便利で快適な移動体験の実現を目指していくとしています。
「駅すぱあと」について
「駅すぱあと」は、1988年に日本で初めて発売された経路検索サービスです。35年以上経った現在も、鉄道・バス・航空・船など、日本全国の公共交通に関する最新情報と独自のロジックを用いて、最適な経路や運賃情報を提供しています。
プライベートでの旅行やレジャーだけでなく、ビジネスシーンでの交通費精算や通勤定期代の支給計算などの法人向けサービスとも連携しており、12万社以上の取引実績があります。
今回のアップデートで利用できる路線
今回のアップデートで、下記の路線が対象となります。
路線バス
コミュニティバス
* 深夜急行バス
ただし、ジェイアール北海道バス、ジェイアールバス東北、ジェイアールバス関東、西日本ジェイアールバス、中国ジェイアールバス、ジェイアール四国バス、JR九州バスは対象外です。
「駅すぱあと」の更なる進化に期待
今回のアップデートにより、「駅すぱあと」は、より実用的な経路検索サービスへと進化しました。今後、バス路線のデータがさらに充実し、より詳細な情報が提供されることが期待されます。