目指すは新しい社会の形
『ONEGAME(ワンゲーム)』は、障がい者がeスポーツを通じて就労スキルを習得することを目的とした新しい形の障がい福祉施設です。この施設は、2025年1月に秋葉原に開設される予定で、運営を行うのは株式会社ワンライフです。代表の市村均弥氏は、障がい者が自信と選択肢を持つ社会を目指すべく、eスポーツという新たなフィールドを利用した取り組みを始めています。
eスポーツ×障がい福祉の新たなモデル
ONEGAMEは、eスポーツ専門学校のような機材とカリキュラムを整備しています。この施設の最大の特色は、eスポーツを通じて就労に必要な技術を磨けるところです。急成長中のeスポーツ業界において、障がい者もプレイヤーとして、または運営スタッフとして活躍できる場を提供することを目指しています。参加者は、自身のペースでスキルを学ぶことができ、個々の能力に応じた指導を受けられます。
多様な専門コース
参加者は、3つの専門コースから希望するものを選択できます。選手コース、イベントコース、実況解説MCコースといった多彩なプログラムを通じて、それぞれが自身の将来に向けたスキルを身につけていきます。
- - 選手コース: ここでは、独自のランク制度に基づいて、自分の実力を可視化しながら成長を目指します。プロ選手やゲーム関連業界に携わる人材を育てることを狙っています。
- - イベントコース: 様々なイベントの設営を学ぶコースで、実際に大会の運営に関与することも可能です。技術だけでなく、企画力も養うことができます。
- - 実況解説MCコース: このコースでは、ゲームの進行を理解し、視聴者に伝えるための表現力を学びます。生放送環境でリアルな経験を積むことができます。
利用者の声
ONEGAMEに参加している障がい者たちの感想は期待以上のものでした。選手コースに通うUさんは、「本格的な設備で、共通の趣味を持つ仲間と家族のような関係で楽しく過ごしています。」と語ります。また、Eさんは「発声や滑舌を学び、自分でも驚くほど大きな声で話せるようになりました。」とその成長を実感しています。Nさんは「音響技術を学び、本当に楽しい経験をしています。」と、各々が新たな挑戦を楽しんでいる様子が伺えます。
世界のeスポーツ事情
現在、eスポーツは急速に成長しており、世界中で数多くの大会が開催されています。この業界は、1000億円以上の市場に拡大し、アジア競技大会では正式な競技種目にもなっています。ONEGAMEは、障がい者が健常者との対等な立場で競技できる新しいフィールドを提供し、彼らの可能性を広げる活動を展開しています。
施設情報
- - 所在地: 東京都千代田区東神田2丁目7−1 広部ミヤケビル 4F
- - 対象: 18歳以上の障がい(身体・知的・精神)を有する方
- - 開所日: 月〜金(祝日含む)
- - 利用時間: 10時〜16時
フランチャイズ展開について
ONEGAMEは、全国的にフランチャイズ加盟を募集中です。興味のある方は、オンライン説明会に参加して詳しい情報を得ることができます。
会社情報
株式会社ワンライフは、群馬県を拠点に、障がい者向けの様々な福祉サービスを展開しています。今後、それぞれの地域での展開が期待されます。障がい者が自身の能力を最大限に発揮できる社会を共に創っていきましょう。