農業用水管理が評価!
2026-01-20 09:18:34

IHIと愛知川沿岸土地改良区、インフラメンテナンス大賞特別賞を受賞

IHIと愛知川沿岸土地改良区、特別賞受賞の快挙



IHI(株式会社IHI)と愛知川沿岸土地改良区が、農林水産省をはじめとする多くの省庁が共同で実施する「第9回インフラメンテナンス大賞」において特別賞を獲得しました。この受賞は、両者が協力して推進してきた「データを根拠とした農業用水の水管理への挑戦」が高く評価された成果の証です。

インフラメンテナンス大賞とは?



インフラメンテナンス大賞は、国内のインフラメンテナンスにおいて優れた取り組みを表彰し、それを広く共有することで技術開発を促進しようとする目的を持つ賞です。国内のメンテナンス業界の活性化のみならず、関係者の取り組みを紹介することで業界全体の意識向上を図ることが期待されています。

取り組みの背景と内容



愛知川沿岸土地改良区は、滋賀県東近江市に位置し、約6,800haの水田に用水を供給している団体です。これまで、同地域の水管理は主に職員の経験や直感に頼っていましたが、データを基にした科学的な管理を行うことが求められていました。この課題を解決するため、2024年7月からIHIの「配水支援ツール」が導入され、効率的かつ効果的な水管理が可能となりました。

このツールの導入により、各分水工(1)の基準水位や流量の管理が明確化され、支線ごとの水配分の過不足が容易に把握できるようになりました。このことがもたらしたのは、水管理の質の向上だけでなく、業務効率の劇的な改善です。

受賞の理由と成果



今回の受賞は、データに基づく管理手法の導入によって、以下のような顕著な成果を上げたことが要因です。
  • - 用水供給の適切な実施率が17%向上
  • - 管理職員の車両走行距離が19%削減
  • - 農家からの送水依頼が39%減少
こうした数値は、生産効率を高める重要な要素となります。

小椋理事長のコメント



愛知川沿岸土地改良区の理事長、小椋正清氏は今回の受賞に対して、「大変光栄に思います。データ管理への移行は確かで、ますますの技術向上を目指します」と述べ、デジタル技術を活用したこれからの水管理の重要性を強調しました。

配水支援ツールの詳細



「配水支援ツール」は、農地の水配分を最適化するための三つの主要機能を有しています。
1. 必要水量と供給水量の調整
2. 配水過不足状況の視覚化
3. 配水計画の最適化
このツールを通じて、農業地域における水管理の効率化をさらに進めることが期待されています。

未来に向けて



IHIは今後も、農業界における水管理の効率化を実現するため、新しいソリューションの開発に注力していく方針です。流れる水を管理するという日常的行為が、デジタル技術の助けを得ることで、どのように変わっていくのか、今後の展開が楽しみです。

(
1) 分水工とは水を複数の分岐に分けるための施設で、調整可能なバルブや水門を使用します。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社IHI
住所
東京都江東区豊洲三丁目1-1豊洲IHIビル
電話番号
03-6204-7800

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。