近畿大学附属高校と幼稚園の素晴らしい交流
近畿大学附属高等学校(大阪府東大阪市)では、2025年10月28日に附属幼稚園(奈良県奈良市)で年長児を対象にした「野球あそび」を実施しました。この取り組みは、高校の野球部員が幼稚園児に野球の楽しさを伝え、無邪気な交流を通じてコミュニケーション能力の向上を目的としています。
交流の背景と目的
最近では、子どもたちの間で野球人気が減少しているとの声が多く聞かれます。そこで、近畿大学附属高校は「学び合い」と「スポーツ体験」を組み合わせた形で、幼少期から野球の楽しさを体験できる機会を提供しようと考えました。この「野球あそび」では、年齢の離れた高校生と幼稚園児が互いに学び合うことで、双方の成長が期待されています。高校生には相手にわかりやすく伝える力が養われ、幼稚園児には体を動かす楽しさやスポーツの魅力を味わうことができます。
活動の内容
「野球あそび」は、柔らかいボールや簡易用具を使って安全に行われました。開始前にはウォームアップや挨拶、進行説明が行われ、その後は3つの班に分かれて活動しました:1. ティーバッティングを行う「打つ班」、2. ボール遊びをする「捕る班」、3. 的あてをする「投げる班」です。高校生たちは、子どもたちに寄り添いながら彼らをサポートし、思いやりとコミュニケーションを養いました。
一方で、園児たちは、高校生から直接教わりながら実際にボールを投げたり、バットで打ったりすることで、普段体験しない楽しさを実感しました。
活動の意義
この交流会は単なるスポーツ活動に留まらず、高校生と幼稚園児の心の成長や学び合いの場となっています。年齢の差を超えて互いに関わることで、共感や理解を深め、学園全体の一体感を育むことを目指しています。
交流会の詳細
- - 日時: 令和7年(2025年)10月28日(火)10:30~12:20
- - 場所: 近畿大学附属幼稚園の園庭(雨天の場合は附属小学校アリーナ)
- - 参加者: 野球部員47名(マネージャー1名含む)、顧問5名、および附属幼稚園の年長児39名
このようなイベントを通じて、次世代にスポーツの楽しさを広める大切な役割を果たす近畿大学附属高校の取り組みは、今後も続いていくことでしょう。今後も子どもたちがさまざまなスポーツを通じて成長し、楽しい思い出を多く持てることを期待しています。