備蓄食品から生まれたクラフトビール
2023-06-22 12:30:01
廃棄間近の備蓄食品をアップサイクル!三菱地所とコラボしたクラフトビール「Loop Marunouchi」誕生
廃棄間近の備蓄食品をクラフトビールへ!サステナビリティを追求した「Loop Marunouchi」
東京丸の内エリアの建物を管理する三菱地所株式会社と、廃棄間近の食材をクラフトビールへアップサイクルする株式会社Beer the Firstがタッグを組み、新たなクラフトビール「Loop Marunouchi」を誕生させました。2023年6月24日に発売開始されたこのビールは、三菱地所保有ビルの災害備蓄食品を活用することで、食品ロス削減と地域活性化に貢献する取り組みとして注目を集めています。
丸の内をイメージしたデザインと味わい
「Loop Marunouchi」は、賞味期限が迫った災害備蓄食品を有効活用することで、丸の内の地産地消を実現するというコンセプトのもと誕生しました。商品ラベルは、国内のクラフトビールメーカーのアートワークを手掛けるビアイラストレーター「イソガイヒトヒサ」さんが担当。丸の内を象徴する丸の内パークビルディングと丸の内仲通りをデザインすることで、地域の特色を表現しています。
ビールの味わいは、アンバーエール。香ばしさが際立ち、心地よい苦味と華やかなホップの香りが口の中に広がる、飲みごたえのある一杯に仕上がっています。災害備蓄菓子から生まれたクラフトビールというユニークなコンセプトも魅力です。
地域貢献とサステナビリティを両立
株式会社Beer the Firstは、2021年から廃棄予定だった食材をクラフトビールへアップサイクルする事業を展開してきました。これまでにも、横浜高島屋の廃棄間近のパンを使用した「RE:BREAD」や、災害備蓄品の乾パンとアルファ米を使用した「White ThumbRice」、「Brown Thumb Kanpan」などを販売してきました。
今回の「Loop Marunouchi」は、東京都が2030年食品ロス半減に向けて展開している「フードテックを活用した食のアップサイクル促進事業」のモデル事業に選ばれるなど、社会貢献性も高く評価されています。
販売場所と今後の展開
「Loop Marunouchi」は、現在、大丸東京店、リカーズハセガワ本店、Slit Park、Marunouchi Happ. Stand & Gallery、有楽町micro FOOD&IDEA marketなどで販売されています。今後は、販売場所を順次拡大していく予定です。
「Loop Marunouchi」は、単なるクラフトビールではなく、地域貢献とサステナビリティを両立した新しい取り組みと言えるでしょう。今後も、廃棄間近の食材を活用したユニークな商品開発に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Beer the First
- 住所
- 神奈川県横浜市神奈川区神大寺2-5-4-403
- 電話番号
-
090-8562-5138