茨木市消防本部が全国初のBuddycom導入で消防DXを加速！

茨木市消防本部がBuddycomを導入

このたび、茨木市消防本部は、業務のデジタル化と現場での連携強化を目的として、全国初の取り組みとしてライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を正式に採用しました。これにより、消防出動時における情報の共有は格段に快適に、正確に行えるようになりました。

導入の背景

茨木市では近年、災害対応の高度化や人手不足といった課題が顕在化しています。そのため、限られた人員で迅速かつ的確な活動が求められる中で、消防救急デジタル無線が不感地域となる山の中や市街地にも多く存在することが障害となっていました。加えて、音声が聞き取りにくいといった問題からも、情報の連携が最適に行えない状況が続いていました。

地域の消防隊員はBuddycomの試験運用を行い、その効果を実感。特に山間部での遭難事案で高い評価を得て、今回の正式導入に至りました。

Buddycomのメリット

Buddycomの導入によって、様々な利点がもたらされました。以下にそのポイントを示します。

1. スムーズな情報連携

Buddycomは、音声や映像を通じてリアルタイムに情報伝達が可能となり、隊員同士の情報共有が格段にスムーズになりました。これにより、出動時の迅速な判断ができるようになり、現場の情報を正確に把握することが可能です。

2. 迅速な初報

119番の通報を受けている際に、Buddycomを利用し定型文をスムーズに送信することで、各隊の早期準備も実現しました。これにより、リアルタイムで状況把握ができ、現場到着前に必要な資器材や対応内容を想定することが可能です。

3. コストの削減

従来の消防救急デジタル無線や映像共有システムに比べ、Buddycomは低コストで導入できるため、経済的にも助かります。これにより、資金の有効活用が図れます。

エンドースメント

茨木市消防本部の担当者は、Buddycomの導入によって、職員間の情報共有が飛躍的に向上したと評価しています。また、位置情報や映像の共有機能により、本部が現場の状態を的確に把握できることも大きな利点だと述べています。将来的には、近隣の病院などとの連携強化も検討しているといいます。

Buddycomとは

Buddycomは、インターネット通信網を利用して、スマートフォンやタブレットで多人数と同時にコミュニケーションが可能なサービスです。音声、テキスト、動画などの情報をリアルタイムでやりとりできるため、様々な業界で利用実績があります。特に航空や鉄道、建設などの産業用途での評価が高く、通信手段として多様性があります。

株式会社サイエンスアーツについて

株式会社サイエンスアーツは、「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、明るく笑顔で働ける社会を力となる」ことをミッションに掲げています。Buddycomの開発・販売を手掛けており、2021年には東証マザーズに上場しました。今後も、スタッフと顧客間、さらにはAIとのコミュニケーションの強化を図ることで、明るい社会を目指していきます。

さらに詳しい情報は、こちらの事例ページをご覧ください。