前橋市と犬猫生活福祉財団がガバメントクラウドファンディングを実施
一般財団法人犬猫生活福祉財団(以下、犬猫生活福祉財団)は、2023年11月7日から2026年2月1日までの期間に、前橋市と共同でガバメントクラウドファンディング(GCF)を実施します。この取り組みは、"殺処分ゼロ・収容ゼロ・不適切飼育ゼロ"を目指すもので、目標金額は2,000万円です。
ふるさと納税システムの活用
ふるさと納税の仕組みを利用したこのクラウドファンディングでは、寄付者は動物福祉の活動を支援しながら、寄付金に対する税の還付・控除を受けることができます。これまでの取り組みが実を結び、昨年は20,563,153円の寄付を集めました。
前橋市は、2021年度に犬の殺処分ゼロを達成し、猫の譲渡率も2019年度の16%から2023年度には68%に大幅に改善されています。この成功は、官民連携による動物福祉の取り組みの成果です。今後もこの流れを持続させるために、犬猫生活福祉財団と前橋市は連携を深めていきます。
プロジェクトの概要
- - プロジェクト名: 病気・シニアの子の譲渡とTNR活動の推進
- - 募集期間: 2025年11月7日~2026年2月1日
- - 目標金額: 2,000万円
- - プロジェクトURL: ガバメントクラウドファンディングページ
資金の主な使途は、前橋市の動物愛護管理センターの準備費用や、保護動物の医療費、シェルターの運営費などです。
寄付金の詳細な使い道
寄付金は以下のような活動に使用されます:
- - 高齢、病気、障害のある保護犬・猫の医療費
- - 譲渡が難しい保護犬・猫の譲渡活動費用
- - シェルター・動物病院の運営
- - 獣医師やトレーナーの研修費
- - 動物福祉理解促進活動
課題と取り組み
日本全国でなお年間約9,000頭が殺処分されている現状を踏まえ、特にシニア犬や特定の病気を抱えた犬猫、または人見知りな犬猫たちの譲渡が難しいという課題があります。このGCFを通じ、これらの動物たちへの支援を強化し、殺処分ゼロを実現する一助とします。
これまでの実績
犬猫生活福祉財団は、シェルターの運営や不妊去勢手術の実施を通じて、動物の健康と命を守る努力を続けています。特に、譲渡の難しい犬猫に焦点を当てた取り組みや、野良猫を増やさないためのTNR(Trap-Neuter-Return)活動が重要です。これまで彼らは、全国的に見ても大きな成果を上げています。
今後も前橋市との連携事例を広め、全国各地での犬猫福祉活動の推進を図るセクションとして、GCFを活用していきます。
結論
犬猫生活福祉財団と前橋市が共に取り組むこの画期的なガバメントクラウドファンディングプロジェクトは、動物福祉の未来を左右する重要な一歩です。皆様からのご支援を通じて、動物の命を守るための活動が進むことを心から願っています。寄付に関して詳しくは、公式サイトをご覧ください。