PoliPoliとPijar財団による革新的な社会課題解決プロジェクト
株式会社PoliPoli(東京都千代田区)とインドネシアの非営利団体Yayasan Pijar Masa Depan(通称:Pijar財団)は、共同プロジェクト「FutureGen for Change」を発表しました。この取り組みは、東南アジア地域が直面する社会課題、特にヘルスケアや気候変動に対して、革新的なアイデアを持つスタートアップやNPOを支援することを目的としています。
参加企業とその目標
本プロジェクトには、インドネシア、日本、シンガポール、フィリピンから多くの応募があり、その中から厳しい選考を経て25団体が決定され、その内6社が実証実験の機会を得ました。6社は以下の通りです。
1. PrimaKu(ボゴール)
子どもの健康状態をリアルタイムで記録・追跡するデジタルヘルスソリューションを提供し、発育阻害の早期発見を目指しています。
2. Lokatani(ボゴール)
IoTを活用したスマート農業システムを導入し、品質の高い作物の安定生産を支援、農家の収益向上を図っています。
3. Cexup(スマラン)
妊娠高血圧腎症の早期発見を助けるウェアラブルデバイスを開発し、母体の健康リスクを軽減します。
4. ReservoAir(スマラン)
水の吸収能力が高い多孔質舗装ブロックを提供し、高潮や洪水などの自然災害による被害を軽減します。
5. Parongpong(スマラン)
家庭ごみをリサイクルしたプラスチック製品に再生する技術を導入し、資源循環を促進します。
6. Bantubumi(パレンバン)
廃食用油のリサイクルシステムを構築し、地域での環境意識を向上させます。
プロジェクトの背景と意義
「FutureGen for Change」は、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップと考えられています。日本とインドネシアの団体が連携し、経験や知識を共有することで、地域社会の問題に対する新たな解決策が生まれることが期待されています。特に、地域レベルの成功事例を積み上げ、国家レベルの政策へとつなげることを目指しています。
今後の展望
6社はすでに各自のパートナー都市で実証実験を進めており、2023年の夏には成果の評価・分析を行い、それをもとに具体的な政策提言を公表する予定です。
この取り組みは、PoliPoliの寄付基金『Policy Fund』とPijar財団の支援により実現しています。社会的な問題解決に貢献する新しいモデルの構築が進んでいると言えるでしょう。
プロジェクトへの参加方法
『Policy Fund』に興味のある方や、寄付にご協力いただける方は、PoliPoliの公式サイトや事務局までお問い合わせください。
企業概要は、公式サイトにも記載されていますが、PoliPoliは新しい政治・行政の仕組みを作り続けることを目指し、多様な事業を展開しています。