D1-Labが松商学園高等学校の通信制課程にBrave Engineを導入

D1-Labが提供するBrave Engine

株式会社D1-Labは、新たに松商学園高等学校の通信制課程にメタバース開発エンジン「Brave Engine」を導入しました。この取り組みは、教育の新しい形を模索する中で、校舎のバーチャル空間での学びや交流を促進することを目指しています。

Brave Engineによる新しい学びの場

「Brave Engine」は、3D空間を利用して生徒たちが自分らしい表現を行えるコミュニケーション機能が特徴です。アバターを使った自由な動きやエモートアクションを通じて、テキストや音声だけでは表せない感情や雰囲気を伝えることが可能です。この機能は、ホームルームや生徒との面談などで役立つ予定です。

また、バーチャル自習室の提供により、他者を意識しながら集中して学ぶ環境も整備されています。この自習室では、ポモドーロタイマーを使った時間管理やAIアシスタントとのチャット機能が利用でき、周囲の頑張りを感じながら学習が進められます。これにより、自主的な学びをサポートし、生徒一人ひとりのモチベーションを引き出します。

松商学園の変革に向けた取り組み

松商学園の上條直哉先生は、教育の力で地域社会の課題を解決するために、個別最適化された次世代ICT教育に注力していると述べています。少子化やポストコロナ時代に伴い、急速に変わる社会において生徒たちは新しい学びを求めています。この通信課程では、生徒の能力やキャリアプランに基づいた主体的な学習を促すことに力を入れています。

2025年には松商学園も創立127周年を迎えますが、それを機に次世代の教育環境を整備し、ブレイブエンジンを導入することで、より効果的な支援を行っていく計画です。特に、メタバースを使っての継続的な学習支援は、未来の地域を担う人材育成に向けた新たな施策となります。

新たなカリキュラムの提供

松商学園とD1-Labは、通信制課程と全日制課程の生徒向けに「MEキャンパス」のカリキュラムも提供予定です。このカリキュラムは高校生向けに再構成され、具体的にはVTuberモデルを素材にしたCGモデリングや生成AIを駆使したプレゼンテーション作成など、デジタル時代に即したスキルの習得を目指します。生徒たちは、エンターテインメントコンテンツに関する実務体験を通じて、自分自身の未来を考える機会も得られるでしょう。

Brave Engineの特徴

「Brave Engine」は企業や教育機関が新たなサービスを素早く開発できるエンジンであり、生成AI技術や3Dコンテンツ技術が標準で備わっています。このおかげで、教育現場やイベントでの柔軟な活用が期待されます。さらに、24時間対応可能なAIアバターを備えたバーチャル空間は、多様なユーザーのニーズに応えることができる点が魅力です。

まとめ

D1-Labが松商学園高等学校にBrave Engineを導入する新たな試みは、生徒一人ひとりの学びを支援するだけでなく、地域社会全体の教育環境を向上させる可能性を秘めています。新しいコミュニケーション形式やカリキュラムにより、未来を見据えた教育が進められることでしょう。これからも、学校が地域に対してどのように貢献できるかが期待されます。