新サービス『ACDOOR』
2025-08-04 10:44:28

障がい者の住まいと雇用をAIでつなぐ新サービス『ACDOOR』

障がい者の住まいと雇用を結ぶ新たな可能性



近年、障がい者向けのグループホームに対する需要は増加しています。しかし、全国各地で「空室が埋まらない」「適切な候補者が見つからない」といった課題が浮き彫りになっています。そこで登場したのが、AIを駆使したマッチングプラットフォーム『ACDOOR』です。

ACDOORの基本情報


ACDOORは、Re Prime株式会社が提供する障がい者向けのスカウト型プラットフォームです。このサービスは、住まいと仕事の双方におけるミスマッチを解消することを目的としています。利用者はLINEを通じて希望条件を簡単に登録でき、施設や企業がそのデータに基づいてスカウトを行う仕組みが特徴です。

障がい者福祉と雇用の現状


厚生労働省の報告によると、2024年から法定雇用率が引き上げられる予定です。しかし、実際の雇用率は依然として目標を下回っており、困難が続いています。これは、障がい者側も求人情報の入手が難しいため、就労機会の格差が生じる原因となっています。

全国には約27万人の障がい者がグループホームに住んでいますが、空室情報が適切に伝わっていないケースが少なくありません。これは、障がい者やその家族が情報を探し回る「検索疲れ」に繋がっています。

ACDOORの機能について


ACDOORには大きく分けて三つの機能があります。
1. 入居支援機能
この機能では、利用希望者がLINEから簡単に希望条件を登録することができます。登録は完全に無料で、施設側は管理画面から候補者を見つけ出し、スカウトが可能です。

2. 雇用支援機能
企業が法定雇用率を満たすのを助けるための非公開型求人支援がこの機能です。企業は登録した条件に合った候補者が自動的に表示され、直接アプローチすることができます。このプロセスは成果報酬型で、初期費用は不要です。

3. アセスメントシート作成機能
この機能により障がい者は、相談支援を受ける際に必要なアセスメントシートを簡単に作成できます。LINEからアクセスし、質問に答えるだけでエクセル形式のシートを無料で作れる仕組みが整っています。

今後の展望


ACDOORは、今後も相談支援事業所や自治体との連携を視野に入れ、地域単位での利活用を計画しています。福祉や雇用に関わる機密性の高い情報を扱う中でも、安心して使用できるような運用体制の整備も進めています。

代表の思い


Re Prime株式会社の坂井諒平代表は、「ACDOORは、多くの人に自然で負担の少ない選択肢を提供することを目指しています。AIと人の思いやりを融合させ、新しい形の支援を進めていきます」と語っています。

まとめ


障がい者の住まいと雇用を結ぶ『ACDOOR』は、情報の非対称性を解消し、共生社会の実現に向けた大きな一歩といえます。今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
Re Prime株式会社
住所
埼玉県川口市芝新町8-22
電話番号

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