空き家売却の現状、仲介・買取がメインとは?
株式会社ポルティが発表した「空き家実態調査2025」によると、空き家を所有するオーナーたちが売却時に利用・検討しているサービスについてのトレンドが明らかになりました。この調査は、全国の空き家オーナー250名を対象に行われ、インターネットを通じて実施されました。
調査の概要と結果
調査の結果、「不動産仲介業者を利用する」と回答した人は70.4%に達し、次いで63.6%が「不動産買取業者」を選んでいることが分かりました。このことから、伝統的な売却手法の人気が依然として高いことが伺えます。
対照的に、「空き家バンク」を利用・検討しているという回答は20%にとどまっており、仲介や買取に比較するとあまり意識されていない現状が浮かび上がります。一方、マッチングアプリやサービスの利用を考えているのはわずか0.4%で、こちらはまだ浸透していないということが分かります。
不動産仲介と買取の選択肢
過去のデータに基づくと、空き家に対する不動産仲介や買取の利用が非常に高いことが明らかです。特に、仲介業者を利用した場合、手数料の影響がありますが、売却価格が適正であればその恩恵を享受できます。しかし、仲介業者にとって、空き家の場合には手数料収入が伸びにくいケースが多いため、売却希望者側の物件の条件によっては消極的な姿勢を取る業者も存在します。
空き家バンクにおける期待と課題
自治体やNPOなどによって運営される「空き家バンク」については、20%のオーナーが利用を検討しています。このサービスの強みは、マッチングにおける公的機関による信頼性ですが、一方で売却が完了するまでに時間がかかる可能性があるというデメリットも指摘されています。これにより、急いで売却を望む方には向かない場合もあるでしょう。
マッチングアプリの現状
調査によると、マッチングアプリを利用する人は0.4%と非常に少なく、多くのオーナーがこの方法を認識していないことが分かります。メリットとしては、買い手と直接交渉できる点や、通信コストを抑えられる点がありますが、知名度が不足していることからなかなか支持を得られていないようです。
今後の展望
仲介や買取といった既存の方法が未だメインである一方で、空き家バンクやマッチングアプリといった新しい選択肢にも今後の可能性が期待されています。また、2024年に予定されている仲介手数料の引き上げ改正や、地方自治体の新たな施策がどのように市場に影響を与えるかは注目される点です。多様な選択肢が求められる時代において、空き家の売却に関するサービスは今後も進化していくことでしょう。
porty(ポルティ)について
porty(ポルティ)は、空き家を持つオーナーと買いたいユーザーを直接つなぐ、自らが出品するスタイルのマッチングアプリです。スマホから簡単に物件登録でき、仲介手数料を抑えながらスムーズな売買が可能です。宅建士のサポートも受けられるため、安心して取引を進められます。
詳細情報やアプリのダウンロードは、公式サイトからご覧いただけます。