若手社員の自律と定着を促すOJT改革の成功事例
2024年11月8日、HRカンファレンス2024秋で、株式会社コードタクトの後藤正樹社長と大成建設株式会社の人財研修センター長である田中康夫氏が共に講演を行います。この講演では、若手社員に重点を置いたグローバルなOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)改革について、具体的にどのような取り組みが行われ、どれほどの効果があったのかに迫ります。
講演の背景と意義
企業において若手社員の定着は重要な課題です。特に多様な職務に配属される若手社員は、孤独感や成長の実感を抱えやすく、早期離職につながることもあります。このため、「業務が習熟できず成長の実感がない」、「同期とのつながりがなく孤独を感じる」という状況の解決が求められています。
田中氏は、大成建設においてOJT改革を推進しています。この改革は、若手社員が相互に学び合う環境を整え、自律的に考える力を身につけさせるという狙いがあります。彼の講演では、特に「OJT改革」の要点とその実践方法に焦点を当てます。
OJT改革のポイント
大成建設のOJT改革における特徴として、以下の点が挙げられます。
1.
相互支援の仕組み - 多拠点に配置された若手社員同士が常にフォローを行い、情報や経験を共有することで、孤立感を軽減します。
2.
コミュニケーションの促進 - 同期や関係社員との対話を強化し、学びの輪を広げることで、モチベーションを維持します。
3.
自らの成長を実感する機会 - 個々の業務を振り返り、フィードバックを受けることで、自分の成長を視覚的に確認できる仕組みを導入しています。
田中氏は、「OJT改革を通じて、若手社員が自ら課題を見つけ、解決策を考える力を育てることが重要だ」と述べています。このようにして若手社員が自律的に成長し、企業に長く貢献できる環境を整えることを目指しています。
共同登壇者のシェア
今回の講演には、コードタクトの代表である後藤氏も登壇します。後藤氏は、教育とテクノロジーを融合させた「チームタクト」というジョブトレーニング支援クラウドの導入背景やその効果について話します。彼の経験と見識からも、OJTの重要性とその実践法についての具体的な事例が聞ける貴重な機会になるでしょう。
HRカンファレンスについて
HRカンファレンスは、経営者や人事担当者が集まり、人材採用、育成、組織開発、戦略的人事等について幅広く議論する場です。毎年、春や秋に開催され、多くのビジネスリーダーが参加します。本カンファレンスでは、全国の企業の成長に必要な様々なテーマが取り上げられるため、非常に有意義な経験が得られます。
参加を希望される方は、定員に達する前にお早めの申し込みをおすすめします。
結論
大成建設の事例は、単なる制度の改革に留まらず、日本の企業における若手社員育成の新たな指針となる可能性を秘めています。今後のOJT改革がどのように進化していくのか、参加者全員で考える機会にぜひご参加ください。