養老先生が人生を考える
著名な解剖学者であり、独自の思考で多くの人々を魅了する養老孟司氏の新たな音声番組『養老先生が人生考えます!』第6話がAudibleで配信を開始しました。この番組は、86歳の養老先生が自身の経験や知識を基に、「生きること」や「人生」について深く掘り下げていく内容となっています。
最近、彼の著書『バカの壁』シリーズが700万部を超え、最新作『人生の壁』もベストセラーを記録しています。養老先生は昨年にがんを患い、その後さらに思索を深めたと言います。この背景が、今回のシリーズにも色濃く影響を与えているのです。
都会と田舎の選択
本編では、「なぜ人は都会を目指すのか?」という問いが中心に取り上げられています。多くの人が幸せを求めて都会に集まりますが、養老先生はこの現象に疑問を呈します。「本当に都会の方が幸せなのだろうか?」と問いかけ、田舎の良さや都会の一極集中の弊害についても語られます。
「田舎にもよく行っています」と言う養老先生の言葉には、田舎の持つ豊かな自然やコミュニティの大切さが込められているのです。
社会における感覚の重要性
養老先生は、権力や強要の関係についても考察し、「あまり大きなシステムは危険」であると警告します。独裁化が進行している現代社会において、私たち一人一人の感覚が重要であることを再認識させられます。「なぜそんなに金を儲けなければならないのか?」という鋭い問いも、私たちが日常的に感じるプレッシャーを映し出しています。
また、彼は「どう思うかは人の勝手」とも述べ、価値観の多様性を認めることが大切であると強調します。
聴くことで考える
この番組は、通勤時間や家事の合間など、ちょっとした隙間時間に聴ける形式です。リスナーからの質問も受け付けており、「養老先生に聞いてみたいこと」があれば応募できる仕組みになっています。これにより、リスナー自身が参加するフラットなコミュニケーションの場を提供します。
養老孟司さんのプロフィール
養老孟司氏は1937年に神奈川県鎌倉市に生まれ、東京大学医学部を卒業後、名誉教授となりました。著作には『唯脳論』『遺言。』『人生の壁』などがあり、その独特の視点や表現方法は多くの読者の心を掴んでいます。また、大の虫好きであることで知られ、鎌倉の建長寺には虫塚を建立し、毎年法要を執り行っています。
VOOXの魅力
VOOXは、学びをテーマにした音声メディアで、1話10分、全6話から成るコンテンツが特徴です。現在700話以上の音声が配信されており、定期的に新しいコンテンツも追加されています。新規シリーズは公開から2週間、誰でも無料で楽しむことができます。興味のある方はぜひVOOXアプリをダウンロードしてみてください。
前向きな思索の時間を提供する『養老先生が人生考えます!』を通して、皆さんも自分自身の人生について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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