高知県黒潮町が実現する新たな通信インフラ
高知県黒潮町が、通信インフラの強化を図るためにL3/L2スイッチを導入しました。この新システムは、特に自然災害に対しても高い信頼性を持つネットワークを構築することを目指しています。導入したのは、FXC株式会社が提供するL3スイッチ「FXCX9526F」と、ギガビットL2スイッチ「FXC6552」です。
導入の背景と目的
黒潮町では、加入者系と公共系という二つのネットワークを運営しており、前者は住民向けのインターネットサービスの基盤となっています。約2000人の住民がこのサービスを利用しており、役場が直接インフラを提供するという形を取っています。さらに、公共系ネットワークは町役場の職員や公共施設全体で共有されており、効率的な行政運営を支えています。
「以前は他のベンダーのスイッチで構成していたが、プロバイダの変更もあってインフラの見直しが必要でした」と、フォステクノ四国の安藤大受さんは語ります。ここで重要視されたのは、10Gの帯域を持つインフラを構築することと、自然災害に対する対策として「止まらないネットワーク」を実現することです。
選定ポイントとFXCのスイッチ
数社のスイッチを検討しる中で、FXCのFXCX9526Fが選ばれました。その理由は、最もコストパフォーマンスに優れていたからです。このスイッチは、最大で6ポートのSFP+を持ち、冗長化が可能なスタック機能を提供しています。これにより、災害時でも信頼性高い通信を実現できると判断されました。
公共系ネットワークは、町役場の189人の職員が利用しており、以前よりFXCのFXC9012Fを使用していましたが、このたびのリプレースでFXCX9526Fに移行することとなりました。
プロフェッショナルサービスの利用
HTTP://www.fxc.jp/solution/kuroshiotown/この導入に際しては、FXCのプロフェッショナルサービスも活用され、専門家によるサポートが得られました。「FXCのSEさんに助けていただき、本当に感謝しています」と安藤さんは感謝の意を示しました。サポートを受けることで、よりスムーズなネットワーク設計が実現できたのです。
主な導入製品
1.
L3スイッチ FXCX9526F
高速な40Gアップリンクが特徴のスイッチ。
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2.
L2+スタッカブルスイッチ FXC6552
10Gアップリンク対応で、柔軟なネットワーク構成をサポート。
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3.
L2スイッチ FXC5210
ギガビット対応で、ネットワークの基盤を強化します。
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4.
タップ型スイッチ ES1008MTP3
軽量でコンパクトな設計が特徴。
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まとめ
黒潮町での新たなネットワークインフラの構築は、災害時でも安定した通信を可能にするための重要なステップとなりました。今後もこのネットワークが、町の発展と安全に貢献していくことが期待されます。