ZOZO NEXT、Apple Vision Proで伝統工芸とテクノロジーが融合した空間体験を提供
株式会社ZOZO NEXTは、東京大学と株式会社細尾との共同研究プロジェクト「Ambient Weaving」の最新成果展示を、Apple Vision Proで体験できるアプリを公開しました。
このアプリでは、2023年10月27日から2024年3月17日まで京都のHOSOO GALLERYで開催された「Ambient Weaving Ⅱ」の展示空間を、空間コンピューティング技術を用いて再現しています。
没入感のある空間で伝統工芸を体感
ユーザーは、3D空間を活かした実寸大の感覚で作品を鑑賞することができ、まるで展示空間にいるかのような没入感を味わえます。
Apple Vision Proのアイトラッキング機能を活用し、作品名に視線を合わせると、作品の詳細説明を閲覧することも可能です。
展示作品は10点!環境に応答する織物など
アプリでは、織物の表面と影が異なる様態を示す「WP006
」、光源や温度変化によって意匠が変化する掛け軸「Jiku」、織物による茶室「織庵」など、計10点の作品を鑑賞できます。
伝統工芸と先端技術が融合した「Ambient Weaving」
「Ambient Weaving」は、2020年から開始された共同研究プロジェクトで、伝統工芸である西陣織に先端素材やデバイスを掛け合わせることで、環境情報を表現する織物を開発しています。
環境変化に応答する織物の魅力
プロジェクトでは、温度変化に応じて色が変わる織物や、光によって見え方が変化する織物など、環境の変化に応答する様々な機能性を持つ織物を開発してきました。
織物による茶室「織庵」も展示
「Ambient Weaving Ⅱ」では、細尾が制作した織物による茶室「織庵」も展示されています。和紙糸を用いた紗の織物で囲まれた「織庵」は、空間を囲むことで人々が寄り合う場を形成するという茶室のルーツに立ち返り、現代における空間の在り方を考察する試みとして制作されました。
バーチャル空間で伝統工芸の魅力に触れる機会
本アプリは、Apple Vision Proの国内発売日である6月28日から無料で提供されます。
伝統工芸と最新技術が融合した空間体験を通して、新たな芸術の表現方法を体験してみましょう。