ミニ四駆で製造業の未来
2025-05-19 18:49:30

学生と町工場が共創するミニ四駆大会で製造業の未来を描く

学生と町工場が共創する心躍るミニ四駆大会



5月24日、大阪工業大学にて「製造業対抗ミニ四駆大会・大工大カップ」が開かれます。このイベントは、学生と町工場が協力し合うことで製造業の人材育成と活性化を目指すものです。主催は、大阪工業大学とモノづくりコミュニティ「ザ・クラフターズ」です。当日は多くの出場者が集まって、学生が設計したコースに挑みます。

中小製造業が抱える人材不足の問題



現在、中小製造業は人材不足に悩まされています。若者がモノづくりから遠ざかる中、特に技術の継承が難しくなってきています。その背景には、企業の知名度の低さが影響しています。一般消費者との接点が少ないため、仕事内容が簡単には理解されていません。3K(きつい・汚い・危険)というネガティブなイメージも拭えず、若者たちに興味を持たれにくい現実があります。

この状況を打破するためには、学生たちが製造業に触れる機会が必要不可欠です。

大会の内容とコース設計



「大工大カップ」は、学生と製造業が直接接する貴重な場です。全33チームが参加し、技術を駆使した独自のミニ四駆を製作しました。学生が3Dプリンターを利用して製作したマシンも登場し、ユニークな機能を持った競技者たちが集まります。大会ではコントローラーを使って速さを競い、独特なレース形式をとります。

さらに、コース自体も注目ポイントです。大阪工業大学の学生たちが設計し、職人が製作したコースは多彩な要素が盛り込まれています。進路がランダムに変わる分岐ポイントや、ジャンプ台など、学生のクリエイティブなアイデアが詰まったコースが用意されています。実際には技術者との連携を通して、質の高いコースが実現されたのです。

未来のエンジニアたちの声



ロボティクス&デザイン工学部の学生は、自身の制作した自動開閉式ドアについて「3Dプリンタでの寸法調整に苦労した」と語り、予測しづらい要素に立ち向かう挑戦を楽しんでいます。一方、機械工学科の学生は「過去に選手として出場した経験からコース設計を行い、これまでよりゲーム性が高まった」と述べています。彼らのコメントからも、モノづくりという領域での成長が垣間見えます。

参加企業と今後の展望



本大会は、製造現場で活躍する企業にとっても、新しい人材の発掘や技術をアピールする絶好の機会です。企業側のコメントによれば、「製造業の認知向上に向けた新しい取り組みになるだろう」と期待を寄せています。今後、7月には大阪・関西万博でミニ四駆の技術展示も予定されており、国内外に製造業の魅力を発信する大きなチャンスが広がっています。

学生と製造業が協力して、将来的な技術者を育成するこの試みは、今後の製造業界に大きな影響を及ぼすことでしょう。モノづくりの楽しさを体感し、次世代に繋げるこのイベントの活躍に、ぜひご注目ください!


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会社情報

会社名
株式会社MACHICOCO
住所
御厨2丁目5-4
電話番号
06-6720-8735

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