スリーシェイクのエンジニアがCNCFプロジェクトでの功績を称される
株式会社スリーシェイクのエンジニア、早川大貴氏と長澤翼氏が、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)の公式ブログ「Japan’s CNCF DevStats 2024」にて、日本のCNCFプロジェクトの貢献者TOP10に名を連ねることが報告されました。この栄誉は、日本のエンジニアがどのようにクラウドネイティブ技術に貢献しているかを示す一例となっています。
CNCFとは
CNCFはクラウドネイティブな技術を推進するための非営利団体です。主にKubernetesやPrometheus、Envoyなど、多くのオープンソースプロジェクトが数多くの支持を受けており、そのミッションは「クラウドネイティブコンピューティングの普及」です。CNCFは多様なコミュニティを結集し、世界中の開発者やエンドユーザー、ベンダーが参加する大規模なオープンソース開発者カンファレンスを恒例で開催しています。
CNCF DevStatsの役割
CNCF DevStatsは、GitHub上でのさまざまな貢献活動を集計して数値化しているツールです。個別の貢献度を計測することが可能で、特に「Contribution」という指標は、レビューやコメント、コミットなどの貢献を評価するための非常に重要なメトリクスです。これにより、員数や国ごとに貢献を分析し、具体的な成果を可視化することができます。
トップ10の貢献者に選ばれたスリーシェイクのエンジニア
スリーシェイクの早川氏と長澤氏は、CNCFの「Graduatedプロジェクト」であるKubernetesおよびArgoの貢献者ランキングで上位に名を連ね、自身の専門スキルを最大限に活用していることを示しました。
Kubernetesとその貢献度
- 長澤:2位
- 早川:3位
- 早川:4位
- 長澤:8位
- 長澤:5位
さらに、CNCFプロジェクト全体での貢献者ランキングTOP20においても、早川氏は14位にランクインしました。これは、彼らの活動が国内外でしっかりと認められている証拠です。
エンジニアのプロフィールとコメント
- Kubernetesの情報発信を行っているYouTubeチャンネル「kubenews」を運営し、初心者向けのKubernetesミートアップをオーガナイズしています。2024年秋からはCNCFアンバサダーを務めています。
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コメント:「技術検証活動を通じてKubernetesに貢献していることが可視化され、嬉しいです。今後も後輩たちと共にも継続的に貢献していきたいと思います。」
- Kubernetesのプラットフォーム構築や運用に携わりながら、技術的な動向をブログで紹介しています。特にSIG-Node領域に力を入れています。
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コメント:「趣味の延長から始めたKubernetesへのコントリビューションが具体的な成果として反映され、とても嬉しいです。今後も、自分のペースで貢献を続け、Kubernetesの発展を支援していきたい。」
会社概要
株式会社スリーシェイクは、ITインフラの技術力に特化したテクノロジー企業であり、AWSやGoogle Cloud、Kubernetesに精通したプロ集団です。しかし、彼らの目標は技術的なサービスを提供することだけでなく、企業としての成長とともに日本のエンジニアリングコミュニティ全体を盛り上げることにも力を入れています。
このようなスリーシェイクのエンジニアがら普遍的に評価される機会は、日本のテクノロジーシーンにおける重要な進展を象徴しています。スリーシェイクは今後もその技術力を駆使し、世界のオープンソースプロジェクトへの貢献を続けていくことでしょう。