世界最貧国マラウィでの医療革命
NPO Redwood Missionが新たに立ち上げたプロジェクトは『世界最貧国マラウィで挑む「70倍の死亡率を変える」医療が自走する未来創りへの挑戦』です。このプロジェクトは、2025年4月30日まで約2か月の期間にわたり、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金を募っています。(詳しくはこちら:
CAMPFIREプロジェクトページ)
プロジェクトの背景
マラウィは妊産婦死亡率が日本の70倍にも達する国であり、医療へのアクセスが極めて限られています。このような状況を打破するため、NPO Redwood Missionは持続可能な医療の仕組みを構築し、妊婦の死亡率を飛躍的に改善させることを目指しています。彼らの目標は「医療がない」状態を「医療が自走する」未来に変えることです。
プロジェクトの特色
以下は、プロジェクトの主な特徴です。
1. 公衆衛生の向上
マラウィでは妊婦健診の受診率が非常に低いため、無医村へ妊婦健診チームを派遣します。このアプローチにより、妊婦が施設に足を運ぶことなく、健診を受けられる環境を整え、受診率を向上させる狙いがあります。チームが直接村に訪れることで、より多くの妊婦の健康を守ります。
2. 技術革新
プロジェクトでは、携帯電話を使用したエコー検査を導入し、インターネットを通じて遠隔の医師と諮問を行う仕組みを採用します。このシステム「SPAQ」は、電力供給がない地域でも妊婦の腹部エコー検診が可能となり、これにより、医療の質を大幅に向上させることが期待されています。また、この技術は経済産業省の「アフリカ市場活力取り込み事業」にも認められています。
3. サステナビリティの確保
医療活動における永続性を持たせるため、ソーシャルビジネスを取り入れる方針です。ノーベル賞受賞の経済学者ムハンマド・ユヌスが設立したグラミン・トラストとの連携を強化し、将来的にはマイクロクレジットのシステムも導入する予定です。
リターンプラン
支援者へのリターンも魅力的です。8000円の支援に対してはアフリカの子供たちからの感謝動画、15000円ではマラウィのコーヒーや感謝状、25000円では地元特産のカステラ、45000円では西アフリカ産の布地を使用したオリジナルトートバッグが贈られます。
プロジェクトの概要
- - プロジェクト名:世界最貧国マラウィで挑む「70倍の死亡率を変える」医療が自走する未来創りへの挑戦
- - 期間:2025年2月25日から4月30日まで
- - URL:プロジェクト詳細
NPO Redwood Missionについて
- - 理事長:信吉 正治(医師、医学博士)
- - 所在地:長崎県諫早市久山町1528-1 グランディールレゾン 502
- - 設立:2013年4月
- - 事業内容:アフリカ・アジアでの医療活動を展開
- - 日本語版ホームページ:RWJN日本語版
- - 英語版ホームページ:RWJN英語版