Degasの挑戦
2023-01-13 11:00:01
Degas、アフリカの食糧危機と気候変動を同時に解決する脱炭素事業へ進出
Degasが進める脱炭素事業の新展開
Degas株式会社は、サブサハラアフリカの小規模農家の支援を通じて、食糧危機と気候変動の課題解決に同時に取り組むことを発表しました。2022年4月、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、温室効果ガスの削減と共に二酸化炭素の除去が必要であると指摘。この環境的な課題に対しDegasは、リジェネラティブ農業やバイオ炭を活用した脱炭素事業に進出する決定を下しました。
資金調達の背景と目的
Degasが実施した約10億円の資金調達は、農家の所得向上とカーボンファイナンスの実現を目指すもので、アフリカ農業の持つ多くの潜在力を引き出すことを目指しています。この取り組みでは、15000の小規模農家を管理するDegas Farmer Networkを利用し、農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。
Degas Farmer Networkとは
Degas Farmer Networkは、ガーナを中心に展開されており、農家のヘクタールあたりの収穫量が低い現状を打破するために、テクノロジーを駆使した農業資材のファイナンスを提供しています。これにより、高品質な農作物を生産し、地域全体の食糧自給率を向上させることが期待されています。
トレーサビリティの確立
Degasは、フィールドエージェントが開発した独自のソフトウェアを使って農家データの収集と分析を行い、それをもとに与信判断を行います。これにより、農家は安定した品質の資材を入手でき、QOL(生活の質)の向上につながると言います。さらに、収穫されたトウモロコシにはQRタグを付与し、トレーサビリティの確保を行うなど、高度な管理システムを導入しています。
投資家からの評価
Degasの事業は、投資家たちからも高く評価されています。DEEP CORE TOKYOとMV2号投資事業有限責任組合は、Degasの成長性に注目し、アフリカ社会の持続可能な開発に寄与する企業として期待を寄せています。Degasの代表者は、AIの活用やオペレーショナルエクセレンスを通じて、農家の生活を劇的に変えることを目指すと言います。
地球規模の影響
Degasの取り組みは、アフリカだけでなく、地球規模での脱炭素化に対する影響も期待されています。アフリカの農業が気候変動に与える影響を理解し、持続可能な農業と環境再生を実現するための手段として、多くの支援者と連携を強化しています。
Degasは、未来を見据えた持続可能な事業を通じて、全人類の生活向上に寄与する企業として、新たな地平を切り拓き続けています。今後の展開にも注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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Degas株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区広尾4-1-18
- 電話番号
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03-3499-0090