イオレが推進する新たなAIの形
2026年7月13日と14日、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京で開催されたアジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX 2026」。そこで、株式会社イオレが実施したのは、同社の「Physical AI Agents Network」という革新的なソリューションの初めての実地運用でした。
Physical AIの進化
AI技術は近年、多くの分野で活用されていますが、イオレの提案するPhysical AIは特に実空間での利用に重点を置いています。これは、店舗やイベント会場などの現場で人の動きや言葉に即座に反応し、リアルタイムで情報を提供する新しい形のAIです。
この「Physical AI Agents Network」は、エッジ端末にあるAIエージェントが来場者の反応を瞬時に認識し、プライバシーに配慮しながらもリアルタイムでデータ化します。更に、状況に応じてコンテンツを動的に変更することができ、よりパーソナライズされた体験を提供します。
実地運用の内容
WebX 2026では、イオレは具体的なソリューションとしてAIサイネージを展示しました。このシステムは、エッジAI搭載のサイネージ2台を使用し、非接触型のゲーム体験を提供しました。
実施概要:
- - 日程: 2026年7月13日〜14日(12日に事前テスト)
- - 会場: ザ・プリンス パークタワー東京
- - 内容: 来場者の反応を元にしたコンテンツの配信、ゲーム体験、サービス申し込みの動線作り
実施結果
2日間の開催を通じて、70回のゲームプレイが行われ、11件のサービス申し込みがありました。来場者の約16%が体験後に申し込みを行いました。また、独自の「視線起動アトラクト」機能の実装により、体験の魅力を高めることに成功しました。特にピーク時には、18人の来場者が同時にサイネージ前に集まり、平均6.6人が体験を観覧するという集客効果も確認されました。
データのプライバシーに配慮
本トライアルでは、個人情報の保護を徹底し、カメラ映像は全て端末内で処理。それにより外部にデータを送信することなく、安全に統計情報を取得しました。
今後の展望
イオレは、得られた実地データを元に、「注視計測」の精度向上を図る方針です。また、今後は商業施設やイベントなどで「Physical AI Agents Network」の導入をさらに進めていく予定であり、実証実験を行いたい企業を広く募集中です。
この進化する技術の可能性は、ビジネスの各分野に新たな価値をもたらす期待があります。今後もイオレの動向に要注目です。