バルセロナのカサ・バトリョで開催、イタリア人アーティストの新作アートイベント

バルセロナのカサ・バトリョでのアートの祭典

2月1日と2日の二日間、バルセロナにあるアントニ・ガウディの代表作カサ・バトリョにて、毎年恒例となったプロジェクションマッピングアートイベントが行われます。このイベントは前年に95,000人以上の観客を魅了した実績を持ち、今年も期待が高まっています。アート作品はイタリアのアーティストQuayola氏によって制作された「Arborescent」と名付けられた新作で、自然界への深い敬意を表現しています。

このプロジェクションマッピングでは、カサ・バトリョのファサードが樹木のような構造で彩られ、訪れる人々を驚かせます。樹木は成長し、建物の要素と連動して風の動きを模したアルゴリズムによって揺れる様子が表現されます。このアート作品は、自然界のダイナミズムを模倣することで、観客に新たな視点を提供するでしょう。

Quayola氏は歴史的な遺産を再構築することで知られ、テクノロジーと伝統に根差した、環境との関係を再考させる作品を手がけています。カサ・バトリョでは、「Arborescent」の制作過程を紹介する動画も公開されており、アートの舞台裏を垣間見ることができます。そして、アーティストとのコラボレーションによる限定グッズも、カサ・バトリョのショップで購入可能です。

また、今回の取り組みは「明日の遺産（The Heritage of Tomorrow）」という芸術プログラムの一環として行われ、ガウディの作品を新たに再構築することで、彼の遺産を未来へ伝えることを目的としています。このイベントは、2021年からカサ・バトリョが続けてきたものであり、ますます多くの人々に愛され続けています。

2025年には、Integrated Systems Europe (ISE) をメインスポンサーとして迎える予定で、Sónar FoundationやMandarin Oriental Barcelonaの後援も受けています。プロジェクションマッピングアートイベントに対する期待は高まっており、皆が楽しみにしています。

イベント詳細

- 日程: 2025年2月1日、2日
- 時間: 19:45～22:45（30分ごとに実施）
- 上映時間: 12分

Quayolaについて

Quayolaは、現実と人工、比喩と抽象といった一見相反する要素のなかで、緊張と均衡を探求するアーティストです。彼は国内外の多くの権威ある機関で多様な展示を行っており、そのアプローチは常に革新的です。これからのバルセロナでのアートイベントは、彼の作品を通じて、私たちの日常と自然との関わりを考え直す良い機会となるでしょう。

カサ・バトリョについて

カサ・バトリョは、アントニ・ガウディの傑作の一つとして知られ、2005年にユネスコの世界遺産に登録されて以来、多くの観光客を惹きつけてきました。年間150万人以上が訪れ、ここで提供される文化体験は、訪れる人々に感動と幸福をもたらすことを目指しています。カサ・バトリョの魅力をその目でぜひ体験してください。