TISとTECHFUNDがWeb3セキュリティ診断サービスを開始
TISインテックグループのTIS株式会社とTECHFUNDが、2024年8月28日より新しい「Web3セキュリティ診断サービス」を提供することを発表しました。このサービスは、Web3システムを利用する新規参入企業や、導入に課題を感じている企業向けに、包括的なセキュリティ診断及びシステム導入支援を行うものです。
Web3セキュリティの重要性
近年、消費者の価値観が多様化する中で、Web3やブロックチェーン技術を駆使して、新たな事業価値を生み出そうとする企業が増加しています。特に、暗号資産やNFTなどの利用はクローズアップされる一方で、Web3特有のリスクやセキュリティ課題も浮き彫りになっています。具体的には、スマートコントラクトの脆弱性や、取引所やウォレットソフトウェアのハッキングがその例です。そのため、Web2.0以上にWeb3でのセキュリティ対策が必要不可欠となっています。
共同開発の背景
TISはWeb1からWeb3に至るまでのIT社会基盤を支えてきた実績があり、TECHFUNDはWeb3システムのセキュリティ診断に特化したノウハウを持っています。両者が手を組むことで、これまでの経験をもとに、より信頼性の高いセキュリティ対策を提供できることが期待されています。
Web3セキュリティ診断サービスの特徴
Web3セキュリティ診断サービスには、次のような特徴があります。
1. 自動化されたコードレビュー
「Hi AUDIT」と呼ばれるサービスを用いて、DevSecOpsのフレームワークを採用し、開発段階でのコード脆弱性診断を自動化します。これにより、セキュリティを日常的に向上させ、開発者の負荷を軽減することが可能です。
2. プロの手によるレビュー
エンジニアによる人力によるコードレビューを実施し、セキュリティ品質の確保に努めます。
3. ワンストップ対応
TISが培ったWeb2.0におけるセキュリティコンサルティングなどの実績を活かし、Web3の新しいセキュリティ課題に対する包括的な支援を提供します。これにより、監査基準にも対応する高品質なレポートを作成し、改善提案まで含めたサービスを行います。
提供するメニュー
2024年8月28日から、以下のようなメニューを通じてサービスを提供します。
- - 自動コードレビュー: スマートコントラクト向けの脆弱性診断を自動化します。
- - 導入支援: DevSecOps環境の構築を支援します。
- - プロフェッショナルレビュー: 専門エンジニアによるヒューマンレビューを受けられます。
- - オールインワン診断: Web2.0からWeb3にわたる包括的なセキュリティ診断を行います。
料金について
料金は分かりやすく、まずサービスの導入支援は250万円(税込)からのスタートです。
今後の展望
TISとTECHFUNDは、2026年度末までに20社の導入を目指しています。さらに、Web3全般におけるセキュリティ強化を目指し、新たなサービスメニューの導入も検討しています。これにより、安全で信頼性の高いエコシステムを共に構築していくことが期待されてます。
より詳しい情報はTISの公式サイトやサービスページを訪問してください。