NPOキミトの新たな取り組み
NPOキミトは日本における実子誘拐問題の解決に向け、新しい「陳情冊子」をリリースしました。この冊子は、問題への注意を促し、改革を進めるための重要な手段です。実際、年間12,000人もの親が家庭裁判所を介し、自分の子どもに会えない現状に対して、社会全体の意識を高める役割を果たします。
実子誘拐とは
実子誘拐とは、子どもに会いなかったり、会わせてもらえなかったりする状況を指しますが、日本国内でそのケースは増加しています。特に、DV(ドメスティック・バイオレンス)関連の申し立てが行われても、実際にはDVが原因ではなく、単純に親が子どもに会わせたくないという理由がケースの多くを占めています。このような状況は、日本国内での親子間の絆を深めるための大きな障壁となっています。
国際的には、このような行為が「拉致」や「誘拐」とも認識されることもあり、児童虐待と考えられることもあります。この事実を受けて、日本は共同親権の導入を急ぐべきという意見も多く存在しています。
家庭裁判所の運用問題
家庭裁判所が親子の面会交流を制限する運用が問題視されています。面会交流の基準が「月1回以上」とされていますが、それが果たして適切な頻度かには疑問が残ります。親子の真の絆を育むためには、もっと頻繁な交流が必要です。しかし、違反があった場合でも家裁からの通告がない場合が多く、このような体制は早急に見直されるべきです。
国会議員への陳情が重要
実子誘拐問題を解決するためには、立法府の動きが欠かせません。NPOキミトは2022年から約2年間かけて、国会議員に対する陳情活動に注力してきました。新しい「陳情冊子」には、調査に基づいた具体的な問題とエビデンスが示されており、関心を持ってもらえる内容で構成されています。また、冊子は国会議員への陳情に役立つだけでなく、一般の方々がこの問題について学ぶための教材としても利用されています。
新「陳情冊子」の特徴
新たに発表された「陳情冊子」では、共同親権の重要性を示す提案が追記されており、内容がパワーアップしました。ページ数を増やし、わかりやすく実証的なデータを多数掲載しています。これにより、より多くの人々に問題の深刻さと必要性が伝わることを期待しています。
PDFダウンロードの利便性
この冊子は、低価格の500円でPDF形式でダウンロード可能です。これは、地方議員や国会議員への陳情、または共同親権の重要性を学ぶための勉強会で利用するためのもので、多くの人が手に取りやすい価格設定がなされています。
これを通じて、実子誘拐の被害者となる子どもたちのために、より良い社会を目指すための一歩を踏み出すことができるでしょう。NPOキミトは、引き続きこの問題についての啓発活動を行っていく意向です。
詳細は、NPOキミトのチャリティ通販サイト「チャリ通」で確認できます。興味のある方はぜひご覧ください。
【問い合わせ先】
特定非営利活動法人アートで社会問題を解決する会
担当:森めぐみ
Email:
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Tel: 080-5077-4004