釧路の地酒 海燈KAITEI
2023-06-01 10:28:37

釧路沖の海底で熟成された地酒「海燈KAITEI」の魅力と今後の展開

釧路沖の海底で熟成された地酒「海燈KAITEI」



日本一の漁場を誇る北海道の釧路沖で、新たなプロジェクトが話題を呼んでいます。それが「海燈KAITEI」。2022年に始まったこの日本酒ブランドは、地元を愛するプロのダイバーや観光船の船長、飲食店のマスターたちのアイデアから生まれました。彼らの願いは、「釧路の酒を釧路の海で熟成させる」とのコンセプトのもと、町おこしに貢献することです。

このプロジェクトの中心を担うのは、釧路の唯一の酒蔵「福司」です。発案者の一人である佐久間陽介氏は、「釧路の風土を生かして、お酒を育てたい」という想いを胸に、海底での熟成を推進しています。海底での熟成は、波の振動や水温が静かだからこそ、独自の味わいを生み出します。日照が少なく、冷涼な釧路の海の環境が与える影響は大きく、その結果として、深い味わいを楽しむことができます。

海底熟成の利点



熟成された日本酒は、地上での一般的な熟成とは異なります。釧路沖は、夏の平均水温が15度、冬は1度前後という冷涼な環境を保っており、これが酒の熟成には最適とされています。水深14mという場所も意義深く、太陽光が適度に制限されることで、一般的な日本酒とは一線を画す味わいに仕上がります。

特に選ばれたのは、熟成向きと言われる普通酒で、手に取りやすい価格で提供することにも配慮されています。初回の発売では、「普通酒(黄ラベル)」1800mlを最大5ヶ月熟成し、多くの人に愛されるお酒として仕上げられました。

海燈KAITEIの味わい



「海燈KAITEI」は、その名の通り、釧路の海底で育まれたお酒です。甘味が増し、角が取れてまろやかさが際立つこの日本酒は、釧路を訪れた際のお土産にも最適です。また、日本酒が普段馴染みのない方や女性でも楽しめる飲み口となっています。

ペアリングには、釧路で人気の鮮魚やつぶ焼き、めふんと呼ばれる珍味が推奨されています。これらの塩分の多い料理と合わせて楽しむことで、海の恵みを感じられるでしょう。

今後の展望



「海燈KAITEI」は、今後熟成前の普通種とセットになった「飲み比べセット」の発売を予定しています。また、釧路の身近な存在となるよう、プロジェクト全体の継続的な発展が期待されています。釧路の風土を感じながら、海底の不思議な環境で育まれた日本酒を味わうことができる「海燈KAITEI」は、多くの人々にその魅力を届けることでしょう。

販売情報



「海燈KAITEI」は、釧路夕日観光船シークレイン船乗り場の「BAY LOUNGE」や、栄屋酒店、たんばやMOO店、釧路空港売店「たんばや」などで購入可能です。価格は1800mlが¥13,200(税込)で、720mlは¥7,480(税込)となっています。

釧路の海の力と、地域の酒文化を大切にした「海燈KAITEI」。その個性あふれる味わいを、ぜひお試しください。

会社情報

会社名
有限会社アイコム
住所
北海道釧路市愛国西1丁目11番6号
電話番号
0154-36-7272

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