カシマ教育グループがlearningBOXを導入
広域通信制高校を運営する「カシマ教育グループ」。同グループは、eラーニングシステム「learningBOX」を導入した結果、出席管理にかかる作業時間を約2,900時間削減したとして、その成果を報告しました。この取り組みは、教育現場における業務効率化の好例として注目されています。
カシマ教育グループの概要
カシマ教育グループは、以下の3つの高校を抱える教育法人です:
- - 学校法人鹿島学園 鹿島学園高等学校(茨城県鹿嶋市)
- - 学校法人みつ朝日学園 鹿島朝日高等学校(岡山県岡山市)
- - 株式会社山北学園 鹿島山北高等学校(神奈川県足柄上郡山北町)
理事長の大森伸一氏を核に、各校は密に連携を図りながら教育を進めています。
導入の背景
2018年から「カシマ教育グループ」では、すべての生徒にタブレット端末を與え、ICTを活用した学習環境の構築に取り組んできました。しかし、端末の不具合が頻発し、これに起因する学習への影響が問題視されました。また、毎年約6,000台の端末を一括購入して配布するため、その調達作業やコストが大きな負担となっていました。
そこで、特定の端末に依存しないシステムに切り替え、業務を効率化する必要があると判断されました。
learningBOXの選定
数あるeラーニングシステムの中から、「learningBOX」が選ばれた理由はいくつかあります。まず、その直感的なユーザーインターフェースや洗練されたデザイン、さらに多様な出題形式(13種類)が大きな魅力でした。導入前の段階で、learningBOXの提案力や課題解決のための柔軟さが決め手となりました。
スムーズな導入と効果
具体的な導入プロセスでは、いくつかの懸念はあったものの、運用を始めた後はトラブルもなく順調に進行しました。現在では、全体で約12,000人の生徒と100名の教職員、さらに500を超える提携施設がこのシステムを利用しています。
learningBOXは主に課題の作成と提出、添削、スクーリングの予約・出席確認に役立てられています。その結果、業務のデジタル化が進み、印刷コストや郵送費用の大幅な削減も実現。特に、出席情報の自動連携により、約2,900時間もの作業時間が削減されたことが特筆されます。
教員たちは、不具合対応の手間が減ったことで、生徒への指導により多くの時間をかけられるようになりました。
取り組みの意義
この成功事例は、教育分野におけるIT導入の重要性を再認識させるものです。カシマ教育グループの取り組みは、他の教育機関にとっても良い教訓となるでしょう。今後も学びの環境の向上に寄与していくことでしょう。
カシマ教育グループの詳細や、learningBOXの機能についてさらに知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。