新世代のクリエイティブが集結！関西3大学の合同プロジェクトが生んだ新たなプリント体験

2025年7月18日、関西大学梅田キャンパスにて開催された最終発表会で、ichikara Labが主導する3大学の合同プロジェクトがクライマックスを迎えました。このプロジェクトには、関西大学、立命館大学、近畿大学の学生たちが参加し、それぞれユニークなアイデアを提案しました。

プロジェクトの概要

ichikara Labは、キヤノンマーケティングジャパンが展開する企業内の起業プロジェクトで、デジタルとアナログの融合を目指した新しいプリント体験を創造することを目的としています。このプロジェクトは、2025年5月23日に始まり、学生たちは自分たちのアイデアを形にするために精力的に取り組みました。

参加した学生たちは、13名が3つのグループに分かれ、「従来のプリントの形にとらわれない新しい価値を創造する」という課題に挑みました。最終発表会では、それぞれのグループが斬新な提案を発表し、観客を魅了しました。

関西大学のグループの提案

関西大学のチームが提案したのは、観光地やイベント会場限定のオリジナルステッカーサービス。ミニフォトプリンターを利用し、訪れた場所で撮影した写真を、スマホアプリと連携させて加工し、特別なデザインのステッカーとして印刷できるというアイデアです。このサービスでは、現地に訪れた人々が「思い出ノート」にその場で感じた気持ちを記入し、アナログのコミュニケーションも楽しむことができるよう工夫されています。

立命館大学のグループの提案

立命館大学のグループが打ち出したのは、アニメやマンガに登場する「聖地巡礼」の人気を背景にした新しい体験です。ファンが聖地を訪れ、プリントした用紙を用い自分だけの「巡礼帳」を作成。写真撮影時にARで特別なコンテンツを提供することで、より一層の没入感と参加感を生む狙いがあります。

近畿大学のグループの提案

近畿大学の提案は、ライブハウスでの非日常的な体験を提供するというものでした。ミニフォトプリンターを用意し、印刷体験を通じて、思い出をすぐそばに置き続ける楽しさを提案しました。このアイデアは、デジタル技術が主流の中でアナログの良さを再認識させるもので、特に若い世代に響くものでした。

参加学生の感想

参加学生からは、合同プロジェクトを通して得た貴重な経験について多くのコメントが寄せられました。「他大学との交流ができ、様々な視点を得ることができた。」、「デジタルとアナログを融合させる挑戦の難しさが、逆に面白かった。」と、互いに切磋琢磨しながら得た成果を称賛する声が多かったのです。

今後の展望

ichikara Labは、このプロジェクトで得たインサイトをもとに、オープンイノベーションプログラムを通じてさらなる価値創造に取り組むと明言しています。デジタル時代の若者たちと協力しながら、未来の新しい体験価値を生み出していくことを目指します。

昨今のデジタル化が進む世の中において、プリントの魅力を再確認し、新たな価値を見出すことは、次世代を担う若者たちにとって重要なテーマとなるでしょう。このプロジェクトは、その第一歩ともいえるものです。

今後もichikara Labと関西の大学生たちのコラボレーションから目が離せません。私たちも、一緒にワクワクする未来を楽しみにしています。