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女性プロオーケストラが奏でる感動の調べ！東京女子管弦楽団第3回定期公演レポート

2022年6月に設立された、日本初の女性のみで構成されるプロフェッショナルオーケストラ「東京女子管弦楽団」。その第3回定期公演が、2023年10月30日(月)に目黒区のめぐろパーシモンホールで開催されました。

本公演では、メインプログラムにアントニン・ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」が選曲されました。弦楽器奏者数最多を誇る今回の公演は、女性音楽家たちの高い技術と洗練された表現力で、オーケストラの壮大さと繊細さを同時に感じさせる、圧巻の演奏となりました。

「新世界より」以外にも、クロード・ドビュッシーの小組曲や、東京女子管弦楽団のテーマ曲である『内なる音』（松永悠太郎作曲）が演奏され、聴衆を様々な音楽の世界へ誘いました。指揮は、同楽団の常任指揮者である若手指揮者、湯川紘恵氏が務め、その卓越した手腕でオーケストラを導きました。

今回の定期公演は、音楽の素晴らしさをより多くの人に届けたいという楽団の思いが感じられる、工夫に満ちた演出が随所に散りばめられていました。演奏前には弦楽四重奏によるプレコンサートが開催され、また、公演後には楽器体験コーナーも設けられ、来場者は音楽を五感で楽しむことができました。特に目を引いたのは、未就学児の入場を許可している点です。クラシック音楽のコンサートにおいて、未就学児の入場が許可されるのは非常に珍しく、「本物の音楽を小さな子どもにも聴いてもらいたい」という楽団の願いが感じられました。

200名を超える応募者の中から選ばれた16名の新メンバーも加わり、ますます充実した体制となった東京女子管弦楽団。今回の定期公演は、満員の聴衆を魅了し、大きな成功を収めました。

今後の東京女子管弦楽団の活動にも、大きな期待が寄せられています。彼女たちの奏でる音楽が、クラシック音楽の世界に新たな魅力と活気を吹き込むことは間違いありません。

公演詳細

公演名: 東京女子管弦楽団 第3回 定期公演
日時: 2023年10月30日(月) 19:00開演 (18:00開場)
場所: めぐろパーシモンホール (東京都目黒区八雲1-1-1)
指揮: 湯川紘恵
演奏楽曲:
松永悠太郎: 管弦楽のための≪内なる音≫
C.ドビュッシー: 小組曲
A.ドヴォルザーク: 交響曲第9番ホ短調 作品95, B.178 ≪新世界より≫
入場料: 全席指定 (桂冠席25,000円 完売、SS席15,000円 完売、S席9,000円、A席7,000円、B席5,000円、C席3,000円)
チケットサイト: http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2328026
* 東京女子管弦楽団公式ホームページ: https://tokyowo.art

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