ブラックストーンが東京ガーデンテラス紀尾井町を取得
世界最大級のオルタナティブ資産運用会社、ブラックストーンは、2024年12月12日に東京ガーデンテラス紀尾井町の取得を発表しました。このプロジェクトは、西武ホールディングスの関連会社からの取得で、延床面積約23万㎡を誇る都内屈指の複合施設です。
この投資は約4000億円に上り、ブラックストーンによる日本国内の不動産投資の中でも歴史的なサイズを持つものとなります。東京都心に位置するこの複合施設は、2棟の高層タワーから構成されており、稼働率は100%を誇るA+クラスのオフィスや、135戸の高級住宅、250室のラグジュアリーホテル、カンファレンス会場、結婚式場、さらには30軒以上の飲食店や物販店舗を併設しているのが特徴です。
ブラックストーン アジア太平洋地域会長であり、アジア不動産部門責任者のクリス・ヘディー氏は、「日本での投資を強化することは当社にとって極めて重要であり、この歴史的なプロジェクトは、私たちの引き続き日本市場に対する信頼の象徴です」とコメントしました。これにより、ブラックストーンは日本市場でのローカルなプレゼンスを強化し、さらなる成長機会を見出そうとしています。
日本の企業が成長を続ける中、資産の売却やプロジェクトへの投資において、ブラックストーンのような信頼のおけるパートナーが求められる環境が整っています。ブラックストーンの日本代表、橘田大輔氏は「西武ホールディングスとのパートナーシップを通じて、紀尾井町の魅力的な資産を後押しすることにワクワクしています」と述べ、さらなる展望に期待を寄せました。
この取引は、ブラックストーンが日本国内において持つ広範な不動産投資ポートフォリオの一部となり、今後の展開に注目が集まります。ブラックストーンは、過去17年以上にわたり日本企業との信頼関係を築き続け、ホテルや物流施設、住宅など多様な分野に投資を行ってきました。また、近畿日本鉄道グループからのプロジェクト取得や、大和ハウス工業からの物流施設ポートフォリオの取得など、多くの成功例があります。
ブラックストーンの投資理念
ブラックストーンは投資先企業の成長を支援し、機関及び個人投資家に高いリターンを提供することを目指しています。現在、1兆米ドルを超える運用資産を持ち、様々な分野での投資に注力しています。このような背景から、ブラックストーンが日本の不動産市場において、ますます重要な役割を果たすことは間違いありません。
今後、東京ガーデンテラス紀尾井町の新たな価値創造にむけた動きに期待が集まる中で、ブラックストーンの次なる戦略や展望には注視が必要です。取引完了後も、ブラックストーンと西武ホールディングスの強力なパートナーシップによる新しい動きが見られることは間違いないでしょう。詳細については、
ブラックストーンのウェブサイトでご確認ください。