近年、国内外での自然災害の頻発が報じられ、その影響は私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。特に、令和8年熊本地震の後、一層災害対策の重要性が叫ばれる中、9月1日は「防災の日」として設けられ、改めて備えておくことの必要性が問われています。特に、自宅で安全に過ごす「在宅避難」という選択肢は、多くの人々にとって重要なテーマとなっています。
日本テトラパック株式会社が実施した調査では、20代から60代の男女1,000名を対象に、在宅避難と防災備蓄に関する意識を調査しました。その結果、在宅避難を「よく知っている」と回答した人はわずか25.5%に過ぎず、行政による呼びかけへの認知度も約80%が不十分であるという現実が浮かび上がりました。情報の発信が不十分なまま、防災に対する備えが進んでいない状況が見えます。
また、備蓄に関する調査結果も驚くべき数字が示されています。政府が推奨する最低3日分の飲食料を備えている家庭はわずか約10%で、全体の72%は3日分以下という結果が出ました。特に、非常時に必要な栄養素を満たす食品の備蓄が不足していることが懸念されます。自宅で過ごす際、食事に水や主食が大半を占める中で、栄養バランスを欠いた備蓄になってしまう恐れがあります。また、約25%の人々がたんぱく質不足を不安視していることも、今後の備蓄の見直しに繋がる要素です。
一方で、食品備蓄の管理状況も課題です。調査によると、半数以上が賞味期限切れを経験し、管理の負担として「賞味期限の確認が面倒」という声が最も多く寄せられました。このような現状からも、ただ備えるだけでなく、実際に使える状態で保持しておくことが不可欠であることがわかります。
では、実際にどう備えるべきなのでしょうか。日常的に消費する食品を少し多めに保存し、使用する分を買い足す「ローリングストック」方法が有効とされていますが、これを実施している人は約28%にとどまります。多くの人が備蓄の概念を十分に理解していない現状が続いています。
「防災の日」を前に、私たちは一度自宅での備えや在宅避難の重要性を再確認すべきです。特に、普段使いと非常時利用を両立できる食品として、常温で長期保存ができる「ロングライフ牛乳」を備蓄として取り入れることは、有効な選択肢でしょう。停電時や冷蔵庫が使えない場合でも活用でき、日常に欠かせない栄養素を補完してくれるため、非常に便利です。
最新の調査結果からの示唆を受けて、私たちの家庭も「あるか・ないか」だけでなく、「適切に管理できているか」「栄養面でも配慮されているか」を見直す必要があります。自宅での生活を維持できる「在宅避難」は、避難所の混雑を回避し、必要な支援を他の避難者に届けるためにも、ますます重要となるでしょう。私たち一人一人が、自宅という安全な場所で安心して過ごせるよう、日々の備えを見直していきましょう。