災害時の物資管理を革新する「B-order」
プライムバリュー株式会社が提供するクラウド型備蓄品管理システム「B-order」は、近年の地震や災害においてその真価が発揮されています。このシステムは、自治体向けに設計されており、特に災害発生時の物資補給や情報の把握において、画期的な変化をもたらしています。
目の前の課題に挑む
災害発生直後に設置される避難所では、まずは備蓄品の管理が重要です。従来は、紙で記録された情報を手作業で集計し、本部に伝えるまでに平均5時間もかかっていました。この間に物資の不足や偏りが発生することも珍しくなく、緊急性を要する状況では大きな問題となります。
「避難所の物資が足りない」といった連絡が入っても、情報が整うまでは動けないという現実。それを打破するために導入されたのが「B-order」です。
「B-order」がもたらした変化
最近行われたカムチャツカ半島沖地震に伴う運用では、現地の避難所で入力された情報がリアルタイムで本部に反映され、在庫状況を10秒で把握することができるようになりました。これにより、従来5時間かかっていた情報整備が、ほぼ瞬時に行えるようになり、物資の再配置や追加要請などの判断が迅速にできるようになったのです。
偏りの解消
「B-order」の導入によって、避難所内の物資偏りを即座に解消。支援物資の適切な再配置も可能となり、効率的な配分を実現できています。
職員の負担軽減
また、集計作業から開放された職員は、より重要な業務である衛生管理や対応が必要な人々のケアに集中できるようになりました。この変化は、単に業務を効率化するだけでなく、住民の安全確保に直結しています。
法改正にも対応
さらに、2024年1月に起こった能登半島地震を受け、改正された災害対策基本法が施行され、自治体には年に一度備蓄品の状況を公表する義務が課されることになりました。「B-order」を利用することで、平時から備蓄状況を一元管理でき、業務の負担を軽減しつつ、透明性のある運用が可能になります。
未来の災害対応へ
「B-order」は情報の収集だけでなく、必要な物資をリアルタイムで要請・調達することが可能です。企業との連携を図り、災害時には即座に必要な支援物資を手配できる体制を整えています。
このように、プライムバリューの「B-order」は、自治体の業務を根本から変える力を持っており、災害への準備と対応力を新たなステージへと引き上げています。
プライムバリューは、今後も全国の自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援し、地域の防災力を高める努力を続けていく方針です。
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