京都セミコンダクターとロチェスターエレクトロニクスの戦略的提携
2022年3月、米国マサチューセッツ州に本社を持つロチェスターエレクトロニクスが、京都市の株式会社京都セミコンダクターとのパートナーシップを締結したことが発表された。この提携により、両社は光デバイスソリューションにおける製品供給の強化を図る。
ロチェスターエレクトロニクスは、厳選された半導体メーカーから認定され、業界最大手として知られ、特に製造中止品の供給において強い信頼を得ている。一方、京都セミコンダクターは1980年に設立され、高精度の光通信デバイスやセンサー向け半導体を専門とする企業であり、日本国内で一貫した製造体制を確立している。
提携の背景
この新たな戦略的パートナーシップの目的は、両社の強みを活かし、グローバル市場において光ソリューションの提供を拡大させることにある。ロチェスターエレクトロニクスは、長期供給のニーズに応えるEOL品の豊富な在庫を持つことで知られ、京セミはその高品質な製品を加えることによって、顧客にさらなる選択肢を提供する。
「私たちの新しいパートナーシップを発表できることを光栄に思います。この協力により、信頼性の高い光半導体デバイスを安心してお客様に供給できるようになります」と、ロチェスターエレクトロニクスのコリン・ストローサー Executive Vice Presidentは述べている。
両社の強み
京セミは、光半導体デバイスに特化した企業で、その技術力と品質で国内外のお客様から厚い信頼を寄せられている。特に、通信や産業応用において保守が必要とされる長寿命のデバイスを提供するため、EOL品の類似品の設計や製造ができる点が強みである。
「世界最大規模でEOL品を供給しているロチェスターエレクトロニクスとの協業を歓迎します。我々は今後も光半導体デバイスを通じて、通信や産業のお客様に長期的な供給を目指していきます」と、京セミの代表取締役社長 高橋恒雄は強調する。
今後の展望
この合意により、ロチェスターエレクトロニクスは京セミの製品の販売を開始することが可能となり、両社はともに市場ニーズに応えるべく、プロダクトラインの拡大を目指していく。また、両社は地域やグローバルレベルでの販売網を強化し、顧客へより迅速なサービス提供を行う意向を示している。
このパートナーシップは、光デバイス業界にとって新たな風を吹き込むものであり、今後の展開に期待が寄せられている。両社の協力を通じて、革新的な技術と高品質な製品が市場に広がることが予想されている。今後も注目が集まる。
会社情報
京都セミコンダクター
京都セミコンダクターは、日本国内で自社の技術を駆使して、高性能の光通信向けおよびセンサー向け半導体を製造している。詳しい情報は
こちらから。
ロチェスターエレクトロニクス
ロチェスターエレクトロニクスは、70社を超える主要半導体メーカーに認定された代理店であり、150億個以上の在庫を承る。詳細については
こちらをご覧ください。