群馬初開催「MOSごと美術館 in ぐんま」
モスバーガーを運営する株式会社モスフードサービスが、群馬県内で初めて「MOSごと美術館 in ぐんま」を開催します。このイベントは、障がいのある方々が制作したアート作品を展示するもので、2025年4月1日から始まります。群馬県内5カ所の障がい者就労支援施設で働く方々による個性豊かな作品が、県内のモスバーガー13店舗で展示されます。
アート作品の具体例
展示されるアート作品としては、朝倉シーナさんによる「Two」や、障害福祉サービス事業所の「つくられた漢字」などがあります。これらの作品は、鑑賞者に新たな視点を提供し、障がい者の方々の才能を認識する機会を作ります。
「MOSごと美術館」とは
「MOSごと美術館」は、障がいのある方々のアート作品を紹介する取り組みで、2016年に新潟県で始まりました。このプロジェクトは、アートを通じて障がい者の社会参加を支援し、個性ある作品を広めることを目的としています。新潟だけでなく、東京都、沖縄、大阪でも行われてきましたが、今回群馬県での開催が実現しました。
モスバーガーの取り組み
今回のイベントは、群馬県社会就労センター協議会からの要望に応じて実施されることになりました。モスフードサービスは、障がい者アートを支援する姿勢を強調し、他県での成功例を活かして、群馬でもこれを展開したいと考えたのです。群馬県内の店舗で、月に2回作品を入れ替えつつ、合計15点を展示します。
これにより、アートを気軽に楽しむ空間としてモスバーガーが機能することを目指しています。食事をしながら、アートを鑑賞するという新たな文化体験を提案します。
開催概要
「MOSごと美術館 in ぐんま」は、群馬県内の13店舗(例:前橋フォリオ駒形店、高崎高関店、桐生広沢店など)で開催され、展示は2か月ごとに行われる予定です。今回の取り組みは、障がい者のアートに触れ合う良い機会として注目されています。
モスSDGsアクション
モスバーガーは持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みも行っています。「モスSDGsアクション」として、社会課題の解決につながるさまざまな施策を展開しており、本企画もその一環と言えます。モスバーガーで食事を楽しみながら、障がい者アートを鑑賞し、地域の文化や価値を感じることができます。
参加者の言葉
群馬県社会就労センター協議会の担当者は、アートを通じた障がい者の自己表現の重要性について触れ、さらに多くの人にその魅力を知ってもらいたいと希望しています。参加者は、大切な人との食事をしながらも、アート作品やその背後にあるストーリーを楽しむことができるでしょう。
このように、「MOSごと美術館 in ぐんま」は、地域社会の一環として障がい者仲間のアートを楽しむ新たなチャンスを提供します。食とアートがコラボレーションし、より多様性に富んだ社会の形成へと繋がることを期待しています。