被爆80年特別企画報道写真展「戦争と平和」開催のお知らせ
2025年6月、広島で特別な報道写真展が開催されます。この展示は被爆80年を記念して行われるもので、日々の生活の中で忘れられがちな歴史を再考する機会を提供します。特に、東京国際フォーラムでの前回の展示に多くの来場者が訪れたことから、広島の地で再びその意義を訴えかけます。
本展では、太平洋戦争の始まりから現在に至るまでの歴史的瞬間を捉えた約100点の写真が並びます。特に注目すべきは、広島に本社を置く中国新聞の紙面や写真コーナーです。ここでは、被爆当日の生々しい状況、ならびに原爆投下の直後に撮影された貴重なきのこ雲の様子なども展示される予定です。被爆地でのこれらの視覚的証言は、歴史を学ぶ上での重要な要素となるでしょう。
初日となる6月12日には、オープニングセレモニーも行われ、ヒロシマのシンボルとも言える被爆ピアノを使用したコンサートが挙行されます。このコンサートは、参加者に平和に対する思いを新たにする機会を与えることを目的としています。
また、16日には核問題や平和教育に詳しいジャーナリストによる特別対談『ヒロシマで世界の平和を考える』が予定されており、地元の中学生とともに意見交換を行う場も設けられています。このように、展示だけにとどまらない様々なプログラムが用意されています。
展示概要
- - 会期: 2025年6月12日(木)~23日(月)
- - 時間: 午前10時~午後5時
- - 会場: 旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町5-21)
- - 主催: 公益財団法人新聞通信調査会、中国新聞社
- - 協力: 共同通信社
- - 入場料: 無料
イベント詳細
- - オープニングコンサート: 6月12日(木)午後6時~7時15分
- - 対談イベント: 6月16日(月)午前11時~午後0時30分
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登壇者: 太田昌克(共同通信編集委員兼論説委員)、金崎由美(中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンター長)
この報道写真展は、ただのアート展示にとどまらず、観る者に強いメッセージを届ける内容となっています。歴史を振り返ると共に、平和の大切さを改めて認識する機会として多くの方に参加していただきたいです。
公益財団法人新聞通信調査会について
公益財団法人新聞通信調査会は、メディアの発展を目指し、ジャーナリズムやマスコミュニケーションに関する調査・研究を行っている団体です。毎年報道写真展を開催し、地域社会における報道の重要性を伝える活動を続けています。この取り組みが、今後の歴史認識や国際理解にも寄与することでしょう。