トリナ・ストレージ、二大機関からの認証取得
世界的に著名なエネルギー貯蔵ソリューション提供者であるトリナ・ストレージは、グローバル市場での信頼性を一層高めるため、DNVおよびUL Solutionsからの二重認証を取得しました。この二つの国際的な機関によって認可されたことにより、製品の安全性や信頼性、バンカビリティ(資金調達適合性)が証明されました。
信頼性の証明
トリナ・ストレージの主力商品である「Elementa 2」は、異なる用途に応じた4MWhと5MWhの二種類のモデルを提供しています。特に4MWhモデルは306Ahのセルを搭載し、DNVによる厳正な評価を経た上で、UL 1973、IEC 62619、IEC 63056に則った国際規格を遵守しています。また、UL 9540Aによる熱暴走試験にも合格しており、安全性が確保されています。
5MWhモデルでは、314Ahのセルが使用されており、こちらも主要規格への適合が認証されています。同様に、多層型の電池管理システム(BMS)や自動消火システムが備えられ、より高い信頼性を確保しています。また、製造拠点での厳密な現地監査を通じて、高度な自動化と安定した製品品質が確認され、品質管理体制の強化が示されました。
European Market Assessment
トリナ・ストレージの評価は、PV Tech Researchが発表した「Battery Storage Techバンカビリティレーティングレポート」(2025年第1四半期)でも向上し、欧州市場の「主要市場サプライヤー」に選出されました。これにより、英国やドイツ、イタリアなどの戦略市場における同社の着実な展開が評価されています。
このレポートでは、生産能力や出荷量、財務の健全性といった様々な指標において高評価を受けており、Elementaシリーズを通じた一貫した自社開発体制やプロジェクト遂行能力も高く評価されています。親会社トリナ・ソーラーの支援により、同社は安定した資金調達能力と強固なキャッシュフローを保ちつつ、積極的な投資姿勢を示しており、今後の成長が期待されています。
持続可能なエネルギーへの貢献
トリナ・ストレージは、今後もグローバルなパートナーと連携しながら、高品質で安全、かつ高効率なエネルギー貯蔵ソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に向けてコンスタントに貢献していく方針です。
企業概要
トリナ・ストレージは2015年からエネルギー貯蔵技術の研究を始め、現在では電池セルや製品、ソリューションを一体化した提案が可能なBESS(蓄電システム)ソリューションプロバイダーとしての強固な地位を築いています。しっかりとした研究開発体制を持ち、国際的な第三者認証も数多く取得しています。製造拠点も中国に複数設け、高効率な提供体制を築いています。
2024年末には、世界6つの地域で累計出荷量が10GWhに達すると予想されており、引き続き高性能で高信頼性の蓄電ソリューションの提供を通じて業界のリーダーシップを発揮していくでしょう。