地域の森林資源を活かす!新たな小水力発電事業の誕生
吉銘グループと飛騨五木グループが手を組み、小水力発電事業に特化した新会社「近畿小水力発電株式会社」を設立しました。この取り組みは、両社の森林や木材に対する深い理解と、エネルギー資源への新たなアプローチから生まれたものです。
取り組みの背景
吉銘グループは、無垢材の欠点を克服するエンジニアウッドの開発に尽力し、飛騨五木グループは木材のカスケード利用による林業の6次産業化を目指しています。近年、世界が脱炭素社会に向かっている中で、山の自然資源の価値を高め、その有効活用に貢献することが両社の共通の願いでした。
事業の特徴
この新会社は、近畿圏を中心に地域に密着した事業運営を行い、吉銘グループの広範なネットワークに、飛騨五木グループの小水力発電の実績(EPCを含む)を融合させることで、持続可能な発電所を展開します。すでに飛騨五木グループは、岐阜県高山市内にいくつかの小水力発電所を開発しており、その経験も生かされる予定です。
開発例
定格出力:19.9kW
所在地:岐阜県高山市清見町内
定格出力:49.9kW
所在地:岐阜県高山市塩屋町内
定格出力:199kW
所在地:岐阜県高山市丹生川町久手内
今後の展望
近畿小水力発電株式会社は、今後奈良県や和歌山県を中心に、兵庫県、滋賀県、京都府など近畿地方全域及びその周辺県(鳥取県、福井県、岡山県など)での小水力発電所の開発を計画しています。各地域の自治体や関係者と連携し、地元活性化に貢献することを目指します。
株式会社吉銘の理念
吉銘グループの貝本隆三代表は、「木を活かす企業」としてSDGsの理念を重要視し、地域社会への貢献を強調しています。彼は、この連携を通じて脱炭素社会の実現に向けた協力の重要性を訴えました。
飛騨五木グループの視点
一方、飛騨五木グループの井上正博代表も、森林の価値を引き出すことを企業の目標とし、吉銘グループの取り組みと一致した方向性に共感を示しています。
各社概要
株式会社吉銘
- - 70年の歴史を持つ建築資材サプライヤー
- - 集成材の製造、プレカット、さらには家具事業など幅広く取り組み
- - 環境経営にも注力
- - 公式サイト
飛騨五木グループ
- - 不動産、金融、森林管理など多岐にわたる業務を展開
- - 木材関連事業全体を網羅
- - 公式サイト
近畿小水力発電株式会社の連絡先