環境省主催のGOSATセミナーが開催されます
2025年の1月10日(金)に、日本計画研究所が主催するセミナーが行われます。このセミナーでは、環境省の岡野祥平氏が温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT」シリーズについて、最新の動向や直面している課題、さらには今後の政策の方向性について詳しく解説します。
温暖化とその影響
近年、気候変動問題が深刻化する中、各国で温室効果ガスの削減が求められています。中でも、二酸化炭素やメタンなどの観測は、その進捗状況を把握する上で非常に重要です。2050年のカーボンニュートラルの達成を目指す中、日本の「GOSAT」シリーズは、16年間にわたり、これらのガスを観測してきました。そのデータは、国単位での排出量推計に利用されており、持続可能な社会を実現するための基礎となっています。
GOSATシリーズの概要
「GOSAT」シリーズは、対流圏と成層圏での気体の輸送と分布を観測するために設計された日本の衛星です。これまでのデータに基づいた研究は、各国の削減目標との整合性を確認するためにも使われています。岡野氏が講演する中で、観測データの精度や透明性の確保についても触れられます。さらに、最新の衛星データプラットフォームによって、データ提供の利用が拡大することも紹介されます。
今後の進展とビジネスチャンス
GOSAT-3は、さらなる高解像度のデータ提供を目指し、地域や都市、さらには特定の発生源に対する観測能力を向上させる計画です。さらに、新たな衛星の打ち上げに向けた議論も進行中で、宇宙基本計画工程表に基づき2030年代を見据えた取り組みが行われています。これによって、ビジネスにおけるデータの活用も促進される見込みです。
セミナーでの期待される内容
講義では、気候変動の科学的基礎やCOP29の結果、各国の削減目標と実際の進捗状況についても言及されます。また、観測データを用いた国別報告の事例も紹介され、特にモンゴルやインドのケースが探求されます。参加者には、他の参加者や講師との名刺交換や交流の機会も設けられ、お互いのネットワーク構築にも役立つでしょう。
参加方法
参加者は会場受講、ライブ配信、アーカイブ視聴のいずれかの方法で参加することが可能です。講師への直接の質問や、参加者間での意見交換ができるこの機会を利用して、より深い知識を得ることが期待されます。受講料は33,330円(税込)で、登録された方には無料で同行できる特典もあります。
このセミナーは、今後の温暖化対策について考えるだけでなく、貴重な人脈を広げ、新たなビジネス機会を見つける場としても非常に価値があります。興味がある方は、ぜひ参加を検討してください。