クロスキャット、DX事業拡大に向けた新たな一歩
株式会社クロスキャット(東京・港区)は、SBIインベストメントが運営する「SBI Venture Fund 2023 投資事業有限責任組合」に5億円の出資を行いました。これは、同社が進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)事業のさらなる拡大を目指す取り組みの一環です。
出資の背景
クロスキャットは、過去4年間連続して売上と利益の最高記録を更新しており、企業成長の勢いを増しています。中期経営計画「Growing Value 2026」のもと、同社は「品質・効率性・専門性・ノウハウ」を基に、顧客の成功に貢献するサービスの質を高めることを目指しています。
特に、顧客基盤の強化を課題とし、変化するエンドユーザーのDXニーズに応えるために、新たなアライアンスや共創によって顧客を獲得することに注力しています。そして、今回の出資によってSBIインベストメントとの連携を深めることで、さらなる成長を狙います。
SBI Venture Fundの詳細
今回の「SBI Venture Fund 2023」は、国内最大級のベンチャーキャピタルファンドで、主にアーリーステージの企業への投資を行います。投資対象としては、Web3やメタバース、AI、fintech、ヘルスケア、Climate Techなど、成長が期待される多岐にわたる分野が含まれています。
本ファンドは、総額1000億円を予定し、投資運用期間は2023年9月から2033年6月までの10年間にわたります。出資企業に対しては、SBIグループのリソースを活用したハンズオン支援が行われ、企業価値の向上とオープンイノベーションの促進が期待されています。
クロスキャットの役割
クロスキャットは、金融や公共などの社会インフラを支えるシステム開発やDX推進支援の実績を豊富に持っています。AIやビッグデータといった先端技術の発展と共に、多様化するDXニーズに対応するため、今後スタートアップとの連携を図ることになりました。
具体的には、AIやビッグデータ、DXを活用した新たなビジネスモデルを模索し、革新的なサービスを提供するスタートアップ企業との協業により、さらなる事業展開を計画しています。
未来への展望
SBIインベストメントとの提携を通じて、クロスキャットは豊富な情報とノウハウを駆使し、社会のデジタルトランスフォーメーションを加速することを目指しています。これにより、単なるシステム提供者から、エンドユーザーのビジネス成功を支えるパートナーへと進化することが期待されます。
新たな収益基盤の確立は、持続可能な企業成長を導く上で不可欠です。クロスキャットは、DX事業の強化を進めることで、社会や顧客のニーズに応える体制を整え、次のステージへの発展を目指します。