葬儀のデジタル化
2022-08-29 14:23:11
葬儀のデジタル化が変える弔いの形と香典送付の新しい選択肢
葬儀のデジタル化が変える弔いの形
香典や弔電の送付が、ネット上で簡単に行える時代が到来しています。この流れの中で誕生したのが、デジタルプラットフォーム『bloom-post』です。2023年9月14日、株式会社Swellが提供を開始するこのサービスは、葬儀に参列できなかった方々に新たな選択肢を提供します。
概要と調査結果
Swellは、葬儀のデジタル化に関する意識調査を先月実施し、1,023名の回答を得ました。結果として、香典を送りたいという意向を持つ人は51.5%にも上り、特に近年増えている家族葬の影響を色濃く反映しています。このデータは、従来の香典文化と参加者の嗜好が分断されている実情を示しています。
調査によると、58.4%が「葬儀に参加できなかった経験がある」と回答しており、78.1%がそのことに後悔を示しています。また、参加できなかった際に何もしなかったという人も44.7%に達しました。このように、葬儀に参列できなかったことが心の負担になるという現実が浮かび上がります。
デジタルサービスへの期待
調査では、80.7%の人がオンラインで弔電や香典を送ることができれば便利だと感じていました。さらに、香典が最も需要の高いサービスとして認識されており、全体の74.4%がいずれかのオンラインサービスを利用する意向を示しました。いわば、葬儀のデジタル化が大勢の人々によって受け入れられつつあることがわかります。
bloom-postのサービス内容
『bloom-post』は、葬儀に間に合わなかった場合でも、故人への思いを形にして送る新しい方法を提供します。「咲く」という意味のbloomと、弔意を表すpostを組み合わせたこのサービスは、葬儀の流れに寄り添いながら、時代が求める新たな形の弔いを実現します。今後は香典、弔電、お花など、さまざまな選択肢をオンラインで簡単に送ることができるようになります。
さらに、bloom-postのサービスは特許出願中で、エンディング産業展での発表を受けた後、市場に出回る予定です。実際の使用事例を聞くことで、どれほど多くの人がこのサービスを求めているのかが明らかになるでしょう。
地域密着型のサービス
bloom-postは、家族葬が浸透しつつある今、送られる側と送り手の間に橋をかける存在となることを目指しています。人々の心に寄り添い、故人の思い出を大切にするだけでなく、弔いの場面をデジタルでサポートすることが新しい社会に求められています。
まとめ
デジタル化が進む社会において、葬儀の形も時代に合わせて変化してきています。『bloom-post』は、その一環として、新たな弔いの形を提供し、厳しい時代だからこそ故人を偲ぶ気持ちを大切にするサポートを行っていきます。これからの葬儀がどのように進化していくのか、今後に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社itowa
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート 11F
- 電話番号
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050-8884-4987