PFUブルーキャッツ石川かほくが復興田植えに参加
2025年5月8日、石川県内灘町にて、女子バレーボールチームの「PFUブルーキャッツ石川かほく」が、復興田植えを実施しました。この活動は、令和6年能登半島地震からの復興を支える取り組みの一環であり、地域の農業協同組合や米生産農家との連携が深まるものとなりました。
地域との絆を再確認
この活動には、石川県内灘町の宮坂に所在する農業組合や地元の米生産者の協力がありました。PFUブルーキャッツの代表、蓮池学氏は、これまで支えてくれた地域の皆様への感謝の気持ちを伝え、内灘町がホームタウンであることに誇りを感じていると語りました。彼の発言からは、地域貢献の重要性が鮮明に伝わってきます。「小さな力でも、地域の復興に繋がることを願っています」と彼は述べました。
内灘町長の見解
このイベントについて内灘町長、生田勇人氏もコメントを寄せました。昨年の震災で田んぼが甚大な被害を受けた中で、今年度の田植えが可能となったことに感謝の意を表し、復興作業が進んでいることの喜びを語りました。この活動は、地元の小中学生への学校給食にも影響を与える重要なプロジェクトであることを強調しました。
農業協同組合の期待
石川かほく農業協同組合の代表理事、西川一郎氏も今回の復興田植えに感謝の語気を強めました。震災から復旧作業を経た今、100ヘクタールの田んぼもようやく作付け可能となった現状に感動を覚えつつ、ブルーキャッツとの協力に期待を寄せています。彼は、「皆で作ったお米を分かち合える日が待ち遠しい」と話しました。
復興田植えの背景
内灘町の田んぼは、昨年度に発生した能登半島地震の影響で、液状化現象をはじめとする甚大な被害を受けました。このため、田植えを行うことができなかったのですが、地域の努力により基盤の整備が行われ、今年度から再び田植えを実施することができる運びとなりました。PFUブルーキャッツは、プロスポーツチームとしての影響力を活かし、復興活動を支援する役割を担っています。
地元のお米「ゆめみづほ」
今回植えられる米の品種は「ゆめみづほ」。この品種は、石川県の早生品種で、コシヒカリに匹敵する美味しさがあります。地域の誇るブランドとして親しまれており、収穫は8月末に行われる予定です。内灘町の農家たちが愛情を込めて育てるこのお米は、学校給食としても提供されるため、地元の子どもたちにとって特別な意味を持つことになります。
今後の展望
PFUブルーキャッツ石川かほくは、復興田植えの活動を通じて、地域貢献の方向性を示しました。プロスポーツチームとしての役割を越え、地域と一体となった支援活動を続けていく姿勢には、多くの期待が寄せられます。「がんばろう能登、がんばろう石川」というメッセージは、今回のイベントを通じてさらに広がっていくことでしょう。
公式ウェブサイトやSNSでの発信も積極的に行い、地域の魅力を広める活動にも精力的です。今後の彼らの活躍から目が離せません。