エプソンの諏訪南事業所が省エネ大賞受賞
エプソン株式会社は、2024年度省エネ大賞の省エネ事例部門において、諏訪南事業所が資源エネルギー庁長官賞を受賞したことを発表しました。この受賞は、エプソンが進めてきた省エネ活動が評価された結果です。
受賞の背景
諏訪南事業所は長野県諏訪郡富士見町に位置しており、エプソンの環境ビジョンである「カーボンマイナス」及び「地下資源消費ゼロ」を目指して、具体的な省エネ活動を実施しています。この活動は中部電力ミライズと共同で行われ、2018年から2023年にかけて行われました。その結果、同事業所全体で4,745トンのCO2削減を達成し、エネルギー消費量を12.3%減少させることに成功しました。
省エネ活動の詳細
受賞テーマ:ユーティリティ設備の省エネ
受賞の具体的な内容は、ユーティリティ設備における省エネ活動です。これには次のような施策が含まれています:
- - 運用の見直し:生産ラインにおけるクリーンルームのファンフィルターを間引くなど、既存設備の運用を見直すことで省エネを図りました。
- - 未利用熱の活用:町水から得られる未利用熱を活用し、エネルギー効率を向上させました。
- - 設備の電化:製造クリーンルームの空調設備を電化して更新することにより、運用コストを削減しました。
結果と目標設定
エプソンは、現在の成果に加え、さらに明確な目標を設定しています。特に、2030年までに温室効果ガスの排出量を大幅に削減することに取り組んでいるため、今後も持続的な省エネ活動が期待されます。
受賞コメント
人的資本・健康経営本部の副本部長である窪田美彦氏は、受賞に関して「持続可能な社会の実現に向けての努力が評価されたことはとても嬉しい」と述べ、今後も持続的な省エネ活動を推進していく意向を示しました。
今後の展望
このような取り組みは、企業の社会的責任を果たすだけでなく、環境にもプラスの影響を与えています。エプソンは、今後も各事業所でさらなる省エネ効率の向上を目指し、継続的な努力を重ねていくことになるでしょう。
関連イベント
この受賞に関連して、2025年1月29日に開催されるENEX2025「第49回地球環境とエネルギーの調和展」では、省エネ大賞の表彰式が行われる予定です。
この受賞は、エプソンが環境に配慮した企業としての地位を維持し、更なる成長を続けるための重要な一歩となったでしょう。